アーツアンドクラフツとはどんな会社なのか。
ここでは“社風”という観点から社員3人が面接時~現在に至るまでの印象を語る。
伊藤 —— 私は新卒入社で2022年に3年目を迎えました。コンサルティング業を志望した理由はさまざまな企業に貢献していきながら、幅広い知見を得られそうだと思ったからです。それでいくつかの会社の面接を受けたんですけど、アーツアンドクラフツがもっとも私の想いを実現できそうだと思いました。
森田 —— 私は伊藤さんより少し後輩の中途採用。大学を出てから証券会社でリテール営業という業務に従事していました。具体的には個人のお客様や中小企業/法人のクライアントの資産運用をサポートする仕事です。そこで充実した日々を過ごしていたのですが、2020年に入り新型コロナウィルスのパンデミックによって世界中がパニックに陥ってしまった。私が担当していた多くのお客様も、資産運用どころかそもそもの仕事が立ち行かないという状況に追い込まれたんです。しかし私にはどうすることもできなかった。お客様がピンチになったときに自分はなんて無力なんだって、すごく歯痒い気持ちになりました。
そこで頭をよぎったのがコンサルタントという仕事。おこがましい話かもしれないし、安直な考えかもしれないけど、コンサルタントになればお客様の本業をサポートできることに、可能性を感じたんです。そこで、未経験者にも広く門戸を開いているアーツアンドクラフツの存在を知って、応募することにしました。
鈴木 —— 私は大学生の頃から創業メンバーと付き合いがあって、当時も「コンサルやりたい」みたいな話はよくしていたんです。でも当時は今と比べてコンサルファームに入るためのハードルが高くて、私には学歴が足りなかった。結局、卒業して広告代理店に入社したのですが、事業部長の平田に「一緒にやらない?」と声をかけてもらったことがきっかけで、この業界に入りました。
鈴木 —— うちは創業当初から未経験者に絞って採用していくスタイルで、立ち上げメンバーの中でもコンサルタントとしての経験があったのは、事業部長の平田だけ。彼の中に、コンサルタントとしての素養を持っているにも関わらず、履歴書上の学歴や職歴で選ばれなかった、もしくは最初から諦めてしまった人材がたくさんいるはずだという考え方があったんですよね。私は未経験から始めて今で7年くらい経つんですけど、なんとかコンサルタントとしてメンバーを引っ張っていけるようになりました。
なので、採用にあたって学歴や前職の内容だけで判断することはありません。面接で重視していることは大きく二つ。まずは短い時間ですがアーツアンドクラフツのことをできる限り知ってもらうこと。そして、その人が何を考えどういうことをしてきたのか、これからどうなっていきたいのかというマインドの部分を引き出すことですね。
森田 —— すごくわかります。面接の際に、まずアーツアンドクラフツがどのような会社なのか、丁寧に説明してくださいました。そこで私は“戦略コンサル”というものにすごく興味が湧いたんです。そのあと、ほんとうは1時間の面接予定だったところを、私が逆に質問しまくってしまって2時間くらいになってしまいまして……。私の面接担当は鈴木さんではなかったんですけど、嫌な顔一つせず真摯に向き合ってくれたことが印象的でした。
鈴木 —— 我々にとって未経験者は宝。コンサルって資格があるわけではないし、仕事内容にも幅があるから、そこはできる限り丁寧に説明したいんですよね。だから自社のことはもちろん、その人が受けている他社も含めてどこが合っているのか、みたいな話をすることもあります。うちとマッチングするかどうかの前に人と人であり、そこで対面していること自体が何かの縁。誠意をもって対応することを第一に考えています。
伊藤 —— 私はほかにも何社かコンサルティング会社を受けたのですが、中でもアーツアンドクラフツの面接はすごく興味深かったです。今森田さんや鈴木さんが話したこともそうですし、あとはお題に対してそれをどう捉え解決に向けて進めていくか、という実践寄りの質疑もあって。そこで私はとてもじゃないけど及第点には至っていない答えを出してしまい「落ちたな」と思っていたところに、担当者からアドバイスをいただけて、そこから修正していって最終的には及第点となる答えを出すことができました。間違えたから落とすのではなくフィードバックをどう咀嚼して対応するか。短い時間の中でもそういったところまで見てもらえたことで、社員のチャレンジを後押しすることを重視している会社だと感じました。
鈴木 —— その人のコミュニケーションの取り方やチャレンジ精神は見ていますね。アーツアンドクラフツには“三つの価値観”というものがあります。一つは“多様性”。いろんな観点を持った人、いろんなバックグラウンドを持った人に対して敬意を持って接することができるかどうか。次に“実践”。これはシンプルに自ら手を挙げてチャレンジするマインドがあるかどうか。三つめは“貢献”。「会社のために働け」ということではなく、それぞれの社員が成長フェーズに合わせて、プロジェクトにどのように貢献できるのかを見出そうとするマインドですね。
鈴木 —— 社内の雰囲気について先輩から話すと、風通し悪い感じしない?(笑)
森田 —— じゃあ私から(笑)。私はお酒が飲めないんですよね。実は注射するときもアルコール消毒できないくらい駄目で。あとはもともと性格的に飲み会やオフにみんなで集まるような会が得意な方ではないんです。でもアーツアンドクラフツは先輩からお酒を勧められるようなこともないですし、参加しないことへの圧のようなものも感じなかった。さりげなく誘ってくれたり、仕事や休憩時間の会話の中でも今の私の状況を気にかけてくださったりする中に、楽しい話やためになる話がたくさんあるから、いつしか自分から参加したいと思うようになりました。
伊藤 —— 私は新卒で社会経験がない中、ぶっちゃけ会社というものに対してネガティブなイメージが多少あったんです。仕事中は黙々とパソコンに向かわされ、疲れたところに半ば強制参加的な飲み会があるみたいな。でもアーツアンドクラフツはむしろ真逆でした。まさに森田さんが言ったような雰囲気。自然体でコミュニケーションが取れるので、居心地が良いんですよね。
鈴木 —— 伊藤君は飲み会に誘ってもまず来ないよね(笑)
伊藤 —— お金がかかるのでなかなか行けないじゃないですか(笑)
鈴木 —— そもそもみんな職歴も学歴も入社した動機もタイミングもばらばらだから、入社歴や年齢による変な隔たりや妙なプライドがないんですよね。だから誘いやすいし遊びやすいし、参加しないからといってどうこうもない。そういう個人を尊重する考えた方が根付いているからこそ、いざ仕事となると上下関係というか、それぞれの役割を認識できるし尊敬し合えているように思います。
森田 —— いい意味でフラットなんですよね。社長も私たちと同じフロアにいますし、役員もメンバーに混ざって仕事していたりするので、一見誰がどの役職かわからない。そんな環境の中で、以前マネージャーに「こういうことやってみたいんですけど」と話すと、「それ社長に相談してみたら」と返ってきたこともありました。前職が規模の大きい会社で社長や役員と話せることなんてまずなかったので、「いきなり社長でいいの?」ってびっくりしたんですけど、この会社ではそれが自然なことで。そんな風通しの良さがメンバーの積極性を生んでいて、各々の成長に繋がっている部分が大きいと思います。
森田 —— うちには“AC’s Common”という取り組みがあって、さっき鈴木さんの言った“多様性・実践・貢献”の各項目を最も体現しているだろうという社員にちょっとしたインセンティブが出るんです。この取り組みは、主に社歴の浅い社員を対象として事業部全員が無記名で投票しあう制度で、投票者が多数となるため誰かに気に入られればOKというシステムではないのが特徴です。
伊藤 —— 私が入社してからできた制度なんですけど、始まってよかったと思います。というのも、みんなのコミュニケーションが増えたんですよね。表彰されたい気持ちからくるアピールや腹の探り合いではなく、多様性を重んじているからこそ周りをちゃんと見るようになって、コミュニケーションがより良い感じでムーブするようになったと思います。
鈴木 —— 繰り返しになりますけど“多様性・貢献・実践”という三つの価値観って、わかってはいるけど忘れちゃうものでもある。まだ始まったばかりの制度なので、はっきりとジャッジできない部分もありつつ、組織として大切なことを常に意識するという意味では良い方向に働いていると思います。
伊藤 —— 私も皆さんと同じ未経験で、右も左もわからない状態から入ってきて日々頑張っていますし、メンバーとしての価値を見出すために模索しているところです。そんな中で、新入社員に対しては「私ができているんだから、みんなにもできる」と、本当にそう思うんですよね。それはここまでで話してきたように、立場に関係なく誰とでも気軽にコミュニケーションが取れるから。何かわからないことがあれば誰かが手を差し伸べてくれるサポート体制も整っていますし、私ももちろん手取り足取りしっかり教えますので、安心して応募してくださったらと思います。
森田 —— アーツアンドクラフツは大手も含めたコンサルティング業界全体から見れば、知名度も低いしブランド力もまだそこまで認知されていません。そんな中でも右肩上がりで成長できていますし、人もどんどん採用できている。それはお客様からの信頼の賜物なのかなと思います。
伊藤 —— 発展途上だからこそ、ゼロから生み出そうとするエネルギーや、一つひとつのプロジェクトとしっかり向き合っていこうという意志は強いと思いますね。
森田 —— 例えばまだ学生で現在就職活動中の方、ご家庭をお持ちで転職活動中の方など、皆さまそれぞれの立場からいろんな不安をお持ちだと思うんです。会社を選ぶということは、本当に大きな意思決定ですから。そこで、手前味噌ですがアーツアンドクラフツは未経験の社員をしっかり育てていくという根幹のうえで、知名度や大小に関わらず、いいものを提供すればしっかりと社会的に評価されるということを体現していると思います。だから、本物のコンサルティングに携わりたい、本物のサービスを提供したいと思っている方には、ぜひ門を叩いていただきたいです。
社歴:7年目
役職:プリンシパル
前職:広告代理店
社歴:3年目
役職:アナリスト
前職:新卒入社
社歴:2年目
役職:アナリスト
前職:証券会社