コンサルタントは、あらかじめ決められた売り物やソリューションを持っていません。業界も領域も多種多様なクライアントの利益最大化を目指して、ゴールや課題そのものを定める経営者の意思決定のサポーター(戦略策定)であり、経営の様々なイシューに伴走するパートナー(実行支援)。それがアーツアンドクラフツの考えるコンサルタントです。
コンサルタントを出発点として、事業推進とマネジメント(経営)領域へチャレンジできる多様なキャリアビジョンを有すること。これも事業会社としての側面を持つ当社が、他社ファームと一線を画す大きな特徴となっています。
未経験の社員がコンサルタントのスキルを上げていくことは一朝一夕でできることではありません。一歩一歩のスキルの底上げが重要です。アーツアンドクラフツでは、コンサルタントとして成熟するためのスキルを分解した「スキルシート」を独自開発し、社員の成長の可視化ツールとして活用しています。このスキルシート上で自分のレベルが現在どの位置にいるのか、次のプロジェクトではどの部分のスキルアップを狙うのか、マネージャーと相談しながら着実な成長を狙っていきます。
アーツアンドクラフツでは、コンサルタント未経験者でも迅速にスキルアップが図れるよう、充実した研修制度を準備しています。ロジカルシンキング等の思考方法のトレーニングや、エクセル等の基本的なツールの使い方、パワーポイントで表現する時の工夫、クライアントヒアリングから業務フローを洗い出す訓練など、その内容は多岐にわたっています。
これらの研修を1年を通じて履修することで、未経験者であっても基礎的な知識・スキルを身に着けられる仕組みがあります。
その他にも取締役による「マネジメント研修」や、ピーター・ドラッガーの著作を使った「ドラッガー研修」を実施しており、密度の濃い研修コンテンツを準備しています。また、研修以外でも、英語や会計、統計、システム開発等の資格取得支援制度も充実しております。
コンサルタントとして大成するには、個別のスキルの上達だけでは完成しません。顧客視点の着眼点を持つためにも、そして顧客やプロジェクトメンバーから頼られる立場になるためにも「コンサルタントとしての心構え」を身に着ける必要があります。
この心の持ち様については、研修で学べることではなく、主にプロジェクトでの成功体験を通じて培われるものだと考えており、プロジェクトを通じてこれらのマインドを育むための機会を作っていきます。
スキルやマインドというものは、放っておいて自然に育つものでありません。
一歩一歩の積み重ねが大事であり、自身の歩みをサポートするトレーナーの存在は欠かせません。アーツアンドクラフツでは、上述した「スキルシート」上での成長、そして「マインド」に関わるアドバイスとして、各社員が所属するチームのリーダーおよび事業部長が定期的に1on1ミーティングを持つようにしています。
この 1on1を通じて、各社員は悩みの相談や、次のレベルアップのための作戦会議を共にすることができます。成長を個人任せにせず、組織としてスクラムを組んでバックアップすることを真剣に取り組んでいます。
業界や領域の異なる多くのプロジェクトの実践を通じてコンサルタントは成長していきます。
経験を重ねていくことで、やがてそれらの間に共通項のようなものが浮かび上がることでしょう。コンサルタントとして洗練されていき、人間としても視野が広がるに従い、プロジェクトへの関わり方もより責任の重いものとなってきます。
アーツアンドクラフツでは、コンサルタントとして成長していく理想の歩みをビジネスプロフェッショナルジャーニーと名付け、メンバー各人の成長度合いに合わせて、そのフェーズに必要な案件へアサインするようにしています。
領域や業界に偏らない幅広い経験を通じてジェネラリストを育成することに取り組んでいます。
広告・マーケティング領域のおけるAI先進事例の調査
AIを使った新規サービスの適用検討(AI開発企業のベンチマーク調査および、自社的要請の可能性精査)
中期計画策定支援/東南アジア市場におけるPEST分析
ファームは元来パートナーによる自治組織です。アーツアンドクラフツのコンサルタントはプロジェクトのデリバリーだけでなく、事業部のマネジメントを自分たち自身が行います。
自らの組織を自らの手で作り上げる経験を通じて、マネジメント意識とマネジメントスキルを培っていきます。
アーツアンドクラフツでは、コンサルタントの目指す像をビジネスプロフェッショナルと呼びます。様々なプロジェクトを通じてクライアントの課題を解決することはもちろん、自社事業のマネジメント、新たな事業の創造まで、ブランドという実業とコンサルティングの両輪を備える当社だからこそ提供できるビジネスプロフェッショナルキャリアを今後開拓していきたいと考えています。