CASE01
事業会社の投資チームへの参画
[ プロフェッショナルファーム ]
投資チームのアナリストとして
複数のディールを成約
- CLIENTプロフェッショナルファーム
- THEMEM&A
M&Aによる企業価値の増大
数年後にIPOを控えるクライアントでは、M&Aによって企業価値を増大させるフェーズとしてプリンシパル投資を推進するチームを組成。
多様な企業へのソリューション提供が可能なビジネスモデルを有するクライアントにとって、シナジーを生み出せる対象企業は広く挙げられる。
それでも国内の投資環境で言えば、オープンに売りに出される企業の大半がBtoC、とりわけ複数店舗を有する飲食業である。
クライアントとのシナジーを生み出せ尚且つスタンドアローンで成長できるBtoB企業。あらゆるルートを辿って開拓をしてゆく必要がありそうだ。
ソーシング⇒投資判断⇒ストーリー構築
故にソーシング(投資物件探索)も多彩になる。銀行、マッチング企業、ロングリスト抽出と経営層への個別アプローチ…
多様な領域から抽出した幾多の企業を規模や投資余地からスクリーニングし、夫々の企業への投資判断や企業価値創造へのストーリー(これは候補企業への提案内容にも関わる)を度重なる討議を経て紡いでゆく。
その土台となるのは、各種企業の財務情報などの定量情報と、企業のビジネスモデル・中長期的な戦略を見立てた定性情報を交えた企業分析レポートである。
戦略コンサルタントをアナリストとして加える最大のメリットは、コンスタントにそれらの情報をまとめ上げ、投資チームでの検討をできることなのかもしれない(通常、戦略コンサルタントがM&Aに対して関わる場合には、ビジネスデューデリジェンスの一部分への関与する場合が大半である)。
ビジネスデューデリジェンスとディール
自分たちのターゲットとする企業が、必ずしも投資を受け入れてくれるとは限らない。先方の財務情報や戦略をいくら分析しても、その実その企業が他資本の投下を考えているわけではないのだ。それが「水物」と云われる所以である。
漸く経営層にアプローチできたところで、根本の土台となる成長戦略に共感してもらわなければならない。
この際相手方のメリットのみではなく、こちら側のメリットも合わせて伝え、理解を得なければならない。
投資判断に資するビジネスデューデリジェンスを進めながら、合わせて売り手側の経営陣との継続的な討議を経てお互いの信頼関係を深めあう。
アナリストとしてこうした一連のコミュニケーションにもアウトプットをもたらしつつ、より確度の高い将来像を構築できるように外堀を埋めていく。その責任の大きさを噛みしめながら。