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【コンサル事業部紹介★第8弾!】新卒はどのようにスキルアップしていくのか?活躍している新卒社員の体験談のご紹介

本記事で分かる「新卒社員のモデルケース」

 

本記事では、育成に関する様々な取り組みを行うアーツアンドクラフツで「どのようなスキルアップを行えるのか」を、筆者の体験談を交えて紹介します。

筆者は伊藤 悠真(いとう ゆうま)と申します。2020年に弊社へ新卒1期生として入社してから、現在はコンサルタントとして直接クライアントと相対し、後輩社員の育成に携わりながらプロジェクトの責任者として日々奮闘中、といった状況です。

こうした状況から、入った当時はお読みいただいている皆様とそう変わらなかった私が、今では先輩社員から評価され、モデルケースと言われるような人材になりました。

ここからは、そうなるまでの過程をつまびらかにご紹介しますので、少しでも皆様に「この会社なら自分も成長できる!頑張りたい!」と思ってもらえれば幸いです。

 

もしよろしければ、補足情報として、過去の育成関連の記事もご覧ください。

【コンサル事業部紹介★第1弾!】アーツアンドクラフツ独自のコンサルタント育成制度をご紹介!

【コンサル事業部紹介★第3弾!】アーツアンドクラフツが目指すコンサルタント像をご紹介!

【コンサル事業部紹介★第5弾!】新卒が主役になる育成制度!「登竜門プロジェクト」のご紹介

  

 

筆者のプロジェクト実績

 

筆者は2020年に入社し、202310月までで6件のプロジェクトを中心的に担いました。私の場合は、特に長期的な案件に参画することが多かったため件数自体は多くありませんが、長期継続してもらえるプロジェクトも大事な意味があると捉え、ひとつのプロジェクトに注力してきました、(普通は2~3ヶ月に1件のペースでプロジェクトが入れ替わりますので、経験できる数に不安をお持ちの方はご安心ください)

特に、筆者が中心的な活躍をし始めたのは「国内大手コンサルティングファームにおける新規商談獲得に向けた戦略策定および実行支援」の途中、およそ20223月あたりからです。この頃から、上長を介さずともクライアントとのミーティングを完遂することができ、クライアントからも頼りにされることが増えてきました。

このとき、弊社独自のスキルシートのうち、プロジェクトの進行において自身で独立して動けるとみなす項目「Ownerhsip/Task management」で最上位を承認され、プロジェクトのマネージャーから推進力を認められました。(参考リンクはこちら

 

では、なぜ筆者がモデルケースとして取り上げられているかというと、「自身の価値を高めること」を主軸に動いていたからだと考えています。

ここからは、この「自身の価値」について解説していきながら、筆者が身につけたスキルとマインドについて解説していければと思います。

 

 

筆者が身に着けた“主要なスキル”とPMの指導

 

まず、筆者にとっての「自身の価値」について定義し、これに関係するスキル/マインドを、新卒入社から現在までのプロジェクトに沿ってご紹介できればと思います。

まず、ここでいう「自身の価値」は大きく以下の内容に整理されます。

  • クライアントからのニーズ/タスクを漏れなく押さえる
  • クライアントの状況から一歩先の動きを提示する
  • プロジェクト成功までのロードマップを考える

この観点に分解された理由としては、如何にクライアントへ価値を提供できるのかを考えた際に、真っ先に相手が感じる価値を定義する必要があるからです。

 

分かりやすい例で言えば、りんごが欲しいお客さんに、八百屋さんがバナナを渡すとどうなるでしょうか。必ず、「これは欲しくないんだけど、、、」と思われて、自分の話を聞いていない人だと認識されてしまいます。コンサルタントも同様で、クライアントのニーズに沿ったものが出されないと、クライアントからは「話を聞いていない人、理解できていない人」と思われてしまい、ビジネスにおける相談役としての存在価値を感じてもらえなくなってしまいます。

そのため、新米のコンサルタントであった私は、プロジェクトマネージャー(以下、PM)の日下部の指導の下、「自身の価値」を「クライアントのニーズを満たせること」と置き換え、これを充足させるよう取り組みました。

 

では、「クライアントのニーズを満たせること」をどのように身に着け、スキルはどんなロードマップで会得したのか、説明していければと思います。

 

【スキル】

入社当初はまさに「右も左も分からず」といった状態で、PMの指導を受けて着いていくことが精いっぱいの時代で、なかなかスキルシートもLv1の認定を受けるのがやっとでした。しかし、状況を鑑みてか、PMから必須業務として議事録作成を任せられていたため、意識的に話を理解する時間がありました。これを通じて音源を繰り返し聞くことで、クライアントが話している内容の構造や目的を理解できるようになり、タスクの把握/整理ができるようになりました。

 

PMからのインプットも含めると、把握/整理を達成するために必要だったのは、「相手の疑問や課題感」「疑問や課題に対する答えや事実」「答えや事実から考えられること」の大きく3種を階層で仕分けることであり、これによって話の背景や結論、ToDoの方向性などを固めることができたと考えています。

 

その結果、タスクに求められていることや、その背景を整理できるようになり、クライアントの暗黙知的な部分も考慮したアウトプットが出せるようになりました。また、これを積み重ねたことで、PMからは、私がほぼ単独でプロジェクトを運用できるスキルが身に付いたと認識され、単独で案件をこなせる人材になることが出来ました。

 

【マインド】

ここまではスキルの話をしましたが、実は、より私が大事だと考えているのは「マインド」です。

なぜかというと、先ほど記載した会話内容の分類学が「構造的に話を理解しやすくなる」ことを考えた結果として生まれたことを含め、全ての物事に対する理解度や解像度を決める「物事を見極め考えようとする意識」がコンサルタントに求められるからです。

 

マインドにおいても、PMからのインプットを多分に受けており、PMからは「コンサルタントとしてプロジェクトにアサインしている以上、自分よりも1020年以上も社会人経験をしたクライアントと接してリードしていく必要がある」など、私が気付いていないハードルの高さをインプットされました。そこから、必然的にインプットする知識/情報量は人の数倍になることを認識し、さらに意識を高く持って取り組むきっかけとなりました。

余談ですが、これを達成するためには、普段の買い物や通勤時間などもクライアントやビジネス全般について考え、クライアントの視点に追いつくことが必要です。こうした姿勢はPMも持ち合わせており、このマインドセットが身についたことをとても喜んでもらえました。

 

そのため、私はマインドを重視しており、マインドを身に着けた先でスキルが追いつくと考えています。

(余談ですが、スキルがあっても手を抜く人間がいること、「好きこそものの上手なれ」のとおり熱意が向上への近道であること、単独で案件を遂行できない状態がリスクであること、などの副次的な要素も含めて、マインドが重要であると考えています)

 

ここまでを総括すると、筆者が成長した過程は、大きく以下の3点に凝縮できますが、ここまで成長できたのは、PMによる指導が大きかったと感じています。弊社では、PMによるメンバー育成を重視しており、プロジェクトの進め方のみならず、個人の意欲向上に向けたスキルシートの制定や1on1制度など、独立できるコンサルタントを育てる体制を整えているため、私と同様なケースでの成長も見込めると思います。

  1. PMによる「独立マインドセット」の醸成
  2. 相手の話を分類し、構造的に理解する
  3. 理解した話をアウトプットに反映させる

 

 

入社を考えている方へのメッセージ

 

現在、私はチームのサブリーダーとして、プロジェクト2つのマネジメントを行いメンバーに経験を積ませるとともに、プロジェクト内外でのコミュニケーションを通じてメンバーのマインド醸成を行い、メンバーの成長を考えています。

今後も自身のスキルを磨いていきながら、さらなる昇格や自分のチームを持つこと、さらに遠い未来では新規事業を立ち上げるなども視野に入れて、プロジェクト内外で様々なことにチャレンジしていきたいと考えています。

かく言う自分も、入社当時はこうしたマインドはなく、この会社に引き上げてもらったと考えているので、私以外の人も同じように活躍できると考えています。

 

なので、今すでに弊社の選考を視野に入れている人、または成長して自分に価値を付けたいと思っている人は、ぜひ応募していただきたいと考えています。

 

 

おわりに

 

本記事では、新卒入社した人間がどのようにスキルアップしていくのか、筆者の体験談を基にご紹介しました。

本記事を通じて、弊社にご興味を持っていただけましたら大変嬉しいです。

その他にも、「こんな情報を紹介してほしい」「こういった視点の記事を読んでみたい」などの要望がありましたら、弊社問い合わせフォームよりリクエストを頂ければ幸いです。

 

伊藤悠真

アーツアンドクラフツConsulting & Solution事業部/コンサルタント。営業戦略に関するPMO/実行支援、大手/中小企業での新規事業策定支援、採用支援および人事制度の作成支援、M&Aにおけるソーシングなど、幅広い支援実績を保有。特に実行支援領域の案件経験が多いことからクライアントの一助となる意識を強く持っており、クライアントと伴走するパートナーの役割を全うすることに強みを持つ。