AC社長ブログ「ともに、つくる」vol.42

心と世界にもっと関わる

以前、AC Commonsの貢献という概念について、私自身が社会人となり自分の為に働くことから始まり、徐々にクライアント、チーム、会社、そして業界の為に働くという責任の範囲を広げることで貢献の度合いを大きくし、また自らの成長につなげているという貢献サイクル(責任→貢献→成長→責任→)の話をしました。

その時の話

AC社長ブログ「ともに、つくる」vol.36

 

今日は、当社にとっての貢献サイクルをお話しします。

会社というのも個人と同じく成長(どんどん変化)していきます。多くの会社の場合もそうでしょうが、当社もまずは顧客(クライアント)への責任がスタートでした。顧客へ真摯に向き合うことで価値が生まれ、会社として第一歩を踏み出せた気がします。より多くの顧客へ責任と共に貢献の範囲が広がるに連れて、会社も成長軌道に入りました。

サイクルの次のステップは社内の環境に目を向けられたタイミングだったのかと思います。ブランドもC&Sも事業の当初は顧客最優先で社員みんなが無理してでも何とか顧客価値を届けようと走っていました。それが、事業の成長と共に余裕が生まれ、社内の環境が少しずつ整い、個人の成長を促す育成のプログラムが充実してきました。

 

そして、このコロナ禍の中、私たちはサイクルの次のステップへ目を向け二つの新たな試みをスタートしました。

 

一つは、人の幸せという、より心の領域まで貢献の目を向けようというウェルビーイングへの取り組みです。

ウェルビーイングとは、従来の社員のスキルの向上の為のプログラムや福利厚生の充実を超えて、より深いレベルの社員みんなの心の幸せの獲得に会社が責任を持つ努力をすることです。

ウェルビーイングについては、吉田役員がKnowledge & Insightブログで説明されているので、みんな是非読んでみてください。

アフターコロナの時代にwell-being(ウェルビーイング)をつくる会社

事例から考えるWell-being(ウェルビーイング)経営の要点

 

もう一つの試みは、CSV(Creating Shared Value/共有価値の創造)への取り組みです。

昨今はSDGsやESG等、企業が社会のサステナビリティや人間重視の世界へ貢献することを益々求められています。

当社は私たちのビジネスモデルに込められたサステナビリティと人間重視へのアプローチをCSVへの取り組みとして明示化しました。

先日、吉田役員からも本件についてメールがありましたが、こちらのブログからも読めますので、是非改めてどうぞ。

アーツアンドクラフツのCSV(共有価値創造)の取り組み

 

また、ウェルビーイングとCSVは最終的には個人と社会を結ぶ一つの環となり、社会へ貢献することが心を良い状態に保ち更に良い仕事へつながっていきます。その時に、会社という組織はその個人と社会の媒介のような役割になるのかもしれません。

 

実は、ウェルビーイングについても、CSVについても、私も未だ学び中です。推進役の吉田役員から色々と本や情報をもらいながら勉強しています。

私たちの活動がより広い責任や大きな貢献となり、ひいては私たちの成長につながる当社の貢献サイクルをどんどんまわしていく為に、二つの取り組みを積極的に進めていきたいと思っていますので、みんなで一緒に理解を深め、またアーツアンドクラフツをみんなにとって、社会にとってより良い組織にしていきましょう。

 

宮﨑

「ともに、つくる」は主にインナーコミュニケーションを目的とした社長ブログです。

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宮﨑晋之介

アーツアンドクラフツ代表取締役社長。考えるよりも動く現場主義。創業以来一貫して事業の最前線に立ち様々なパートナーと価値をつくりあげる。