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【社員紹介記事★第四弾】早期にプロフェッショナルになれる環境

※この記事は、弊社のC&S事業部、特に戦略コンサルを志望している方に向けて、当事業部でどんな人材がどのような心構えを持って働いているのか?を紹介し、当事業部の雰囲気や文化への理解を深めていただくための記事となります。弊社の事業の活動内容を知りたい方は、Knowledge&Insight内のタグ機能にて、ご覧になりたいカテゴリを選択したうえで閲覧ください。

本記事が成長できる環境を求めている方や、コンサルタントとしてのキャリアを検討されている方の一助となれば幸いです。

筆者のプロフィール

筆者は長崎 裕斗(ながさき ひろと)と申します。

中高は地元の公立校、大学は東洋大学へと進学し、卒業後は地元の金融機関の職員として2年ほど従事しておりました。その後、20235月に縁あってアーツアンドクラフツへと中途入社し、現在、1年半程度が経ちました。

上記の通り、新卒では金融関係の職に就いたのですが、実は学生の頃からコンサルティング業というものに興味を抱いておりました。漠然とカッコいいからという憧れがあったためです。しかし、その頃は、社会を知らない新卒に経営の助言ができるのかといった不安が募り、就職活動を始めるころにはコンサルティング業の選択肢を消してしまっておりました。

その後、金融機関の道に進み、それなりに充実した日々を過ごしておりましたが、経営に困っている法人のお客様に対して、自身ができることの少なさにもどかしさを感じるようになっていきました。もっと経営の根本からお客様を支えていきたいといった思いから、コンサルティング業への道へと進むことを決心し、アーツアンドクラフツへと入社いたしました。

もちろん、入社当時は右も左もわからず、「自分が行っている作業が本当にクライアントの役に立っているのか?」といった疑問を感じる日々だったのですが、徐々に自信をもってクライアントの前に立ち、悩みや課題に対して真摯に向き合えるようになりました。

そして、現在ではマネージャーのポジションを担うまでに成長しました。

以降では、2023年に入社した筆者がなぜ短期間で成長できたのか、また、どのようなことを意識して取り組んできたのか、今までのアーツアンドクラフツでの経験についてご紹介いたします。

 

アーツアンドクラフツでの成長のきっかけ/要因

プライム案件の経験:自身の成果物が商品という実感

これは入社から4か月目に参画した案件の経験になります。
私が初めてクライアントの前に立つ案件で、自身の成果物に対するクライアントのリアクションを生で感じることができる機会だったこともあり、”自身の成果物が商品”であるという実感をより強く得ることができました。

アーツアンドクラフツでは、入社直後はアシスタント/アナリストとして、クライアントとは直接相対せずに、裏方としてフロントメンバー(コンサルタントやマネージャーなど)をサポートしていくことが多いです。

私も入社3か月間の案件ではクライアント前に出ることなく、裏方としてフロントメンバーのサポートに尽力しておりましたが、入社4か月目に差し掛かろうとしたタイミングでプライム案件へと参画させていただくことになりました。(プライム案件はあまり馴染みのない言葉だと思いますが、一言で表すとクライアントから直接請け負う案件になります。)

同様にフロントメンバーのサポートという立ち位置ではございましたが、クライアントの事務所で実施する定例会に、議事録係として同行させていただけたため、実際の調査報告の様子・場面を生で感じることができました。

そこで感じたことは”自身の成果物が商品”という強い実感です。

我々コンサルタントが提供するものは、独自の金融サービスや代理販売している商品ではなく、自分自身の知見およびそれを文字等に起こした資料になります。入社間もなく参画した案件では、上長の指示のもとで調査&資料作成を行っていたため、自身の成果物が商品といった意識が低かったと、当時を振り返ってみて感じております。それに対して、本案件では自分の調査&資料作成のみで価値を出さなければならない、また、その成果物に対するクライアントの反応を生で感じることができるという環境から、自身の成果物が商品ということを強く実感することができました。

クライアントにとって、コンサルタントへの依頼は本当に高コストです。そのため、クライアントへ提示する成果物というのは、多大なコスト・期待に見合うもの(それ以上)でないといけません。その意識があるか否かで普段の仕事への取り組み方は大きく変わっていくと思います。実際に私も本案件を通して、そこに対する意識が大きくなりました。調査内容やクライアントへの報告の仕方はもちろん、資料の構成・見せ方、誤字脱字がないかという初歩的な部分まで、全方位にこだわりを強く持つという部分については、今でも当然のように意識しております。

フロントとしての経験:プロフェッショナルとしての意識の芽生え

これは入社から1年ほど経ち参画した案件の経験になります。
初めて自身がフロントメンバーとして参画した案件で、経験や知見が少ないながらも”プロフェッショナルとして振る舞う”ことの大事さを学ぶことができました。

突然ですが、私は期待されるということがちょっぴり苦手です。あまり自分に自信がなく、周りからの期待を過度な期待と捉えてしまうためです。(前職の金融機関時代でも、あくまでお客様の相談役といった対等以下の立ち位置に無意識になっておりました。)

初めてフロントメンバーとして参画した本案件でも、その自信の無さが露呈しておりました。「周りのコンサルタントと比べたら若いし。。」と無意識に保険をかけており、表情や言葉遣いに自信の無さが顕著にでてしまっておりました。当時の私は、保険をかけるという行為に対してそこまで問題意識を感じておりませんでした。しかし、一緒に参画していた弊社執行役員の鈴木からの言葉によって、考え方が大きく変わりました。

「経験や年齢なんか関係ない。我々は常にプロフェッショナルの立場でなければならない。」

その言葉通り、クライアントからしたらコンサルタントの経験や年齢なんかは興味ありません。”いかに価値を出してくれるか”という部分に重きを置いています。そのためには常に”自分はプロフェッショナルである”という意識でクライアントの前に立つ必要があります。そのためには、業界に精通しているクライアントよりも、その業界について深く知ることが必要であり、クライアントからの質問に対して何でも回答できるように準備しておくことで、自然と自信が湧くようになってきました。今でも頭を悩ませるような場面も多々ありますが、クライアントの前ではプロフェッショナルの意識を忘れずに立ち振る舞っております。

成長の結果:入社わずか1年半でのマネージャー職への打診

アンドクラフツに入社し、”自身の成果物が商品”かつ“自身はプロフェッショナル”という意識のもと、1つ1つの普段の仕事に対して真摯に取り組んできたことが功を奏して、1年半が経った頃、上長よりマネージャー職への打診を受けました。

コンサルティング業における職位は「アナリスト⇒コンサルタント⇒マネージャー」と上がっていくのですが、アナリスト職であった私からするとマネージャー職というのは超飛び級と思える打診になります。特別な経験やスキル、学歴が無い私でも、上記の2点を理解・意識してひたむきに取り組んできたことで、このようなチャンスを早期につかみ取ることができました。

ただし、マネージャーになることはゴールではなく1つの通過点です。その上の役職としてシニアマネージャーやプリンシパルといった職位が存在するため、私もここで満足せずに次の目標へ向け、止まることなく成長をし続けていきたいと思っております。また、私のもとで働いていただいているメンバーについても一緒にレベルアップをしていき、個としてもチームとしても更なる高みへといくのがマネージャーとなった今の目標です。

 

 

筆者からのメッセージ

今回は、コンサルティング業に従事する上で必要なマインドにフォーカスして、私の経験をご紹介させていただきました。

アーツアンドクラフツでは、中途で入社される方々も未経験者がほとんどであるため、新卒であろうが中途であろうが関係なく上を目指せるチャンスは平等にやってきます。年次や職位に関係なく当人の意識次第で早期的に成長できる環境となっております。もちろん、調査手法や手順、資料作成時のルール、プレゼンの仕方、議事録のとり方など、コンサルタントとして身につけなければならないことは多岐にわたります。ですが、まず大事なのは、自分自身をプロフェッショナルだと思い込み、自身の調査内容および作成資料が商品であるという意識であり、目の前の仕事の11つに全力で取り組んでいくことであると私は思います。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本稿をご覧になった方々とアーツアンドクラフツで一緒に働ける日を楽しみにしております!

また、本稿”プライム案件の経験:自身の成果物が商品という実感“にて取り上げた案件については、筆者の過去執筆記事にて紹介しておりますので、詳細が気になる方はぜひ「配食(中食)サービス市場における新規事業およびブランドコンセプト立案戦略」をご覧ください。

 

もし当事業部や働く人材について深く知りたい方は、弊社の別の記事を見ていただくほか、問い合わせフォームや各種採用媒体などからコンタクトいただければと思います。説明会等でのご説明を含めて柔軟に対応させていただきます。

長崎 裕斗

アーツアンドクラフツConsulting & Solution事業部/マネージャー
金融機関にて創業支援およびビジネスマッチング支援領域の業務経験を経て、コンサルタントとして従事。
新規事業戦略案件および実行支援案件を中心に担当

 

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