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【新卒キャリア紹介★第2弾】想像もしなかったコンサル業界に

はじめに:想像もしなかったコンサル業界に

本記事では、「新卒キャリア紹介」の第2弾として、2024年2月現在で新卒1年目である筆者の学生時代の経験やコンサル志望動機と弊社での成長譚を、就職活動中の学生の皆様向けにご紹介します。

 

筆者の自己紹介を簡単にいたします。三浦洋人(みうら ひろと)と申します。2023年に大学を卒業して弊社に入社し、本記事を書いている今までの約1年という短い期間ですが、様々なプロジェクトに携わってきました。

 

この記事をご覧になっている方には、コンサルティング業界に興味をお持ちの方も、よくわからないという方もおられると思います。また「コンサルタントに興味はあるけど、自分でもなれるのかな」と不安に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

実は、コンサル業界で活躍する全員が、学生時代から経営や事業戦略について学んできたわけではありません。少なくとも私はそうではありませんでした。

 

私は大学時代、神学部という学部で学んできました。

専門は組織神学・歴史神学で、コンサルとは全く関わりがありません。「寄り添う」ことを大切にする神学と、「課題解決」を目指すコンサルタントでは、むしろ真逆の働きをするものと捉えても過言ではありませんでしたが、「課題解決によって社会に貢献したい」という思いから、コンサルティングに興味を持つことになりました。

 

私は今、コンサル事業を生業とするアーツアンドクラフツに入社し、日々思考と実践を繰り返し、挑戦しています。

本記事が、コンサルティング業界や課題解決の仕事に興味があるけれども不安をお持ちの方や、就職活動で迷っておられる方々の、お役に立てれば幸いです。

 

決めきれなかった学生時代

私は学生時代、最初は国際系の学部にて国際問題について学んでいました。

「国際学部って何を勉強しているの?」と質問されることが多かったのですが、上手く答えられない自分がいました。

国際学部では、政治、経済、環境、公衆衛生、地域開発、文化人類学など学べる分野は多岐にわたります。国際問題を学びたいと思って進学しましたが、なかなか自分のテーマとしたい分野を見つけられず、広く浅い学びになってしまっていました。

 

就職活動で学生の皆さまは「学生時代に力を入れたこと」を聞かれることが多いと思います。しかし当時の私はその問いに明確な答えを持つことができなかったのです。

 

今学んでいる、見えている課題の本質は何だろうか、せめてもう少し勉強しよう、そう考えた私は別の大学の編入試験を受験します。

幅広く、そして深く学べる大学を選びました。神学部というところです。

 

神学部で考えたこと

神学部は、1学年60人強、必修は1科目のみ、というとても小さく、そして変わった学部でした。

 

しかしその人数が少ない中にも、在学中に起業する人や、NPOで活動する人、シーシャを作る人が存在し、自由度の高さを活かしながら、それぞれの興味関心、課題意識に基づいた活動を行っていたりします。また世界や社会の出来事について関心が高い人が多く、よくお酒を飲みながら議論していました。

 

私は神学部という環境はとても居心地がよく面白い環境だと感じていました。神学は「解決」よりも「寄り添う」ことを大切にする傾向がありましたが、様々な友人たちの課題意識に触れる中で、やがて私は神学とは真逆の「課題解決」の方に興味を抱くようになったのです。

 

そうはいっても、どの仕事もある意味で「課題解決」です。

社会では、世界では様々な人々が課題解決のために働いていて、その中には「専門家」と呼ばれる人も多くいます。それでも解決されない課題があるのはなぜだろうか、疑問は尽きません。

 

「課題設定」から「課題解決」までを設計できる仕事、それがコンサルタントでした。

そして、自身が学んできた神学においては、意外にも視点の置き方という点について、活かせるところがあると感じました。

 

私が学んだ歴史神学では過去の出来事を扱うわけですが、そこに現代の感覚や視点を持ち込みすぎないよう、気を付けなければなりませんでした。現代の価値観をそのまま過去に投影することは、時に過去の出来事や価値観を「遅れている」、「問題だ」と一方的に決めつけてしまうことにつながるからです。

 

コンサルタントとして特定の事象を扱うときも、それが自分から見たときの感想になってしまわないように注意しなければなりません。顧客の立場からすればどうだろうか、企業として事業を行う立場からすればどうだろうか、分析していく視点、軸は複数あります。

 

そういう意味で、批判的に物事を考えることの重要性は、神学でも、コンサルタントでも共通していると言えます。

 

入社の決め手は「コンサルになれるイメージ」と「少数精鋭」

入社の決め手となったのは、主に次の2つです。

 

1つ目に、「自分でも、コンサルタントになれるかもしれない」と思えたことでした。

これまで他の記事でご紹介していますが、弊社には未経験からでも成長していける仕組みがわかりやすく整備されています。(詳しくはこちらの記事「【コンサル事業部紹介★第1弾!】アーツアンドクラフツ独自のコンサルタント育成制度をご紹介!」をご覧ください)

そして、新卒はもちろん、中途も未経験者採用をメインで行っていることもあり、様々なバックボーンを持った方が在籍しています。

一見コンサルに無関係な自分の専攻分野でも、努力次第で成長できる環境だと思えたことも、決め手の一つでした。

 

2つ目に、少数精鋭であるということです。

私が就職活動で重視したことの一つに、会社の規模がありました。弊社は約150人、C&S事業部は50名程度と、決して大きい会社ではありません。

私自身も学生時代のインターン先が少人数であり、上司に直接アクセスしやすい環境であったため、比較的大きくない会社で働いてみたいと思うようになりました。

実際に入社してみて、会社としての方針や取り組みを自分事として捉えることができ、時には自分も会社経営の動きに関与できるチャンスもあります。自分の考えや行動で、どのように会社に影響を与えることができるか、このことはキャリアにとっても、自分自身の成長にとっても重要なポイントだと感じています。

 

アーツアンドクラフツという環境

私は新卒で入社したので弊社の経験しかありませんが、その上で弊社アーツアンドクラフツという環境の良さをお伝えしたいと思います。

やはり、実際に入社してみたら学生時代に何を学んできたか、何を経験してきたかは、全く関係が無いところです。

主体性や成長意欲など、年次やスキルにかかわらず、評価してもらえる環境です。

 

もちろんスキルは大切ですし成長していく必要はありますが、まずはチャレンジ精神が評価され、応援されます。

挑戦したいことが見つかったとき、そのときは何から始めるべきかわからなかったとしても、アドバイスをくれる先輩や、経過を見守ってくれるマネージャー、スキルや知識を得ていくための制度があります。

 

学生時代に「フィールドはこの世界だ」というある神学者の言葉に出会いました。学問(神学)は書斎にこもってするものではない、という示唆ですが、コンサルについても、弊社についても同じことが言えると思います。コンサルの日々は地道なことの繰り返しです。しかしその過程では、頭を使って、手を動かして、まだ自分の知らない分野であっても挑戦をして、価値の創出を目指しています。挑戦、成長の環境として、アーツアンドクラフツはとても意味のある場所だと思うのです。

 

終わりに

これまでに学んできたこと、経験してきたことは、一見関係なさそうに感じても、どこかで繋がっていて、活かせる場面は非常に多いですし、必ずしもコンサルティングに関係している必要はありません。弊社には多様なバックグラウンドを持ち、様々な得意分野を持つメンバーたちが働いています。様々な経歴、経験を持ちつつ、今はコンサルタントとして、クライアントに寄り添い、価値を提供するために日々取り組んでいます。

学歴や経歴よりも、主体性やモチベーションが評価され、応援されるのが弊社です。必要なスキルや知識は、お伝えしてきたように後からでも得ていくことができる環境にあります。

 

本記事が、これからのキャリアに、就職活動に、少しでも参考になることができれば幸いです。

 

 

「こんな情報を紹介してほしい」「こういった視点の記事を読んでみたい」などの要望がありましたら、弊社問い合わせフォームよりリクエストを頂ければ幸いです。

 

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三浦 洋人

アーツアンドクラフツConsulting & Solution事業部/アナリスト