AC社長ブログ「ともに、つくる」vol.39

ピーター・ドラッカー

当社ではそれぞれの部門でドラッカーを読み解く会「ドラッカー研修」を行なっています。

参加社員のレイヤーによって「プロフェッショナルの原点」や「マネジメント」と書籍を使い分けたり、部署によってはマネージャー層から始まり未だメンバー層まで会が広まっていないところもありますが、昨年度から初めてコツコツと社内に広げているところです。

 

当社では共通の価値観、行動規範であるAC Commons「多様性」「貢献」「実践」を掲げています。

それらを各社員が考えるにあたり、単なる抽象的な概念としてではなく、いま目の前で取り組んでいる業務と結びつけて解釈をしてもらいたいのですが、ドラッカーの書籍はまさにその手引きとなります。

 

(目の前の業務)→(ドラッカーの読み解き)→(AC Commonsの理解)という段階を経て、具体的な業務から抽象的な概念へと解釈が深まっていくイメージです。

なんで、わざわざそんな面倒なことをするかと言うと、そもそもこの取り組みの発端が、コンサルタントから職人まで振れ幅の大きな当社の人材の共通言語を作りたいという思いだったからです。

 

例えばithアトリエのつくり手とシステムエンジニアでは日頃の業務は全く異なります。私自身もそれら社員と接すると、その職種により仕事というものの捉え方から考える構造まで違うのではとすら思う程です。でも、その異なる二人が仕事の悩みや解決策などを自由に話し合えたら、とっても愉快だと思いません?

 

忘年会とかで見た目も仕事も全然違う社員同士が輪になって、最近の業務の進め方や仕事観について「あーだ、こーだ」と話している姿を、私一人で想像して楽しい気持ちになっています。

まあ実際はなかなかそんなケースに出くわすことはありませんが。。。

ちょうどオリンピックが開催中ですが、国も人種も競技も違う人たちが、ただスポーツという共通語を持ってオリンピック村でワーワー楽しく交流する姿に重ね合わせている、一つの私の夢のようなものでしょうか。

 

実は最近私もithマネージャー週例会のドラッカー「プロフェッショナルの原点」の語らいに参加させてもらってます。

貢献、プロフェッショナルの倫理、人材育成、価値など、毎回様々なことについて語らっていますが、自分自身の考えをまとめて発言することで新たな気づきや、自分の中の変化を感じられていつも有意義な時間を過ごしています。

 

たかが仕事、されど仕事。どうせ仕事をするのなら、自分なりに深く掘り下げてみたり、仲間の仕事観を聞いてみたり、お互い議論したり高め合ったり、そんな楽しみ方が出来れば良いなと思います。そんな時に、ドラッカーやAC Commonsといった、いわばACの仕事の共通言語が役に立てば嬉しいですね。

 

宮﨑

「ともに、つくる」は主にインナーコミュニケーションを目的とした社長ブログです。

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宮﨑晋之介

アーツアンドクラフツ代表取締役社長。考えるよりも動く現場主義。創業以来一貫して事業の最前線に立ち様々なパートナーと価値をつくりあげる。