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AC社長ブログ「ともに、つくる」vol.29

AC’s Common

昨年の10周年を機に、それまで私たちが培ってきた価値観や行動規範を「多様性」「貢献」「実践」という三つのAC’s Commonとしてまとめました。AC’s Commonは社員のみんなが自らの現状や経験を反映しながら考え、その時々の自分なりの解釈を導き出して欲しいものですが、本日は敢えて今の私なりの解釈を共有させてもらいたいと思います。

 

−−多様性

前回も触れましたが、私は多様性を豊かさの指標の一つと考えています。より多様性に富むことは、より豊かであること。

私たちのビジョン「つくるの力で、世界をより豊かに。」は、ブランドや事業といった私たちの生活を構成する様々な価値をより多様にすることを目指しています。例えばithやWELLのように自ら新たな価値(ブランド)をつくったり、C&Sがクライアントの価値(事業)を高めるお手伝いをしたり。

ビジョンが「多様な価値が共生する世界」を目指す一方で、私たちは「多様な価値が共生する組織」づくりにも励んでいます。ここで言う価値とは人材のこと。様々なキャリアや能力を持つ多様な人材(価値)が共生する姿こそ私たちが目指す組織です。

多様な人材が共生する組織を考える時にいつも私はビオトープをイメージします。元々はドイツ生まれの「有機的に結びついた生物群。すなわち生物社会(一定の組み合わせの種によって構成される生物群集)の生息空間」という概念です。そこでは、多様な生物が棲み分けつつ、影響し合いながら、共通の世界をつくる。私たちも同じように、共通の目的のもと、各々の尊重すべき役割があり、それでいて有機的につながる。そんな会社が理想です。

 

−−貢献

多様な組織の中で、私が常に自問するのは「いま私にできることは何か?」です。

各々の役割があり有機的につながる組織の中では、私たちは自らの役割(何ができるか、何をするべきか、何をしなければならないか)を理解しなければいけません。例えば、私は社長という立場ではありますが、社長という肩書きだけでは存在する意味がありません。この組織における私の役割を常に自問し、自らを一機能として捉え、いま出来ることに取り組むことにしています。

貢献とは、そんな社会の一員としての自らの仕事のあり方なのかと思います。この社会で全くの一人で仕事が完結することは滅多にありません。私たちは常に他者と共にあります。仕事を自分一人の為という考えではなく、顧客の為であったり、仲間の為であったり、組織の為であったり、はたまた社会というもっと大きな存在の為であったり、仕事を他者へ貢献することと捉えて行うことは私たちの社会人としての人生をとても有意義にします。

もう一つ、貢献の素敵なところは、貢献の範囲を広げることで社会人としての自己を成長させることが出来ることだと思います。例えば私ならば、社会人としてのキャリアスタートで先輩へ貢献することから始まり、クライアントと接するようになってからは顧客への貢献を大事にし、自らのチームを持つようになると同僚や後輩への貢献を考えるようになる。今は組織全般への貢献を常に意識し、そして社会へ貢献したいと願うようになった。歳を重ねる毎に貢献の範囲を広げ、それに伴い自分も成長してきたと思います。

貢献を通じて、みんなの仕事がより有意義になり、成長してもらえることを願っています。

 

−−実践

貢献が仕事を有意義なものにするならば、実践は仕事を自分事にして楽しむ秘訣のようなものだと思います。

私は本を読み、人と話すことが好きですが、そこで知ったこと、学んだことをすぐに仕事に活かそうとします。また日々の仕事で得る体験を歴史や理論にあてはめながら考えたり、話すことが楽しみの一つです。知ったことを実際に行い、その結果を振り返りながら新たな学びを得る。そしてまた行う。その循環が仕事の醍醐味です。

仕事って、仕(つか)える事と書きます。日々の仕事に自分の考えや思いをプラスすることで、仕事を自分の事である自分事にすることが、私なりの実践の解釈です。

ただ実践はチャレンジでもあります。そしてチャレンジには普段よりも多くの労苦と失敗というリスクがつきものです。私は個人的に労苦もリスクも好きな特異体質なのですが、みんながみんなそうだとは限りません。だからこそ、当社ではチャレンジャーを尊びます。挑戦して成功する者はもちろんのこと、失敗を通じて何かを得た者も同じように尊敬する組織でありたいと考えています。

 

以上、AC’s Commonの今の私なりの解釈です。多様性を大切にする私たちですから、AC’s Commonの解釈も百人いれば百通りあるのが望ましいと思っています。そして、お互いの解釈に影響されながら、新たな解釈に至る。そんな循環が生まれれば素敵です。

宮﨑

「ともに、つくる」は主にインナーコミュニケーションを目的とした社長ブログです。

宮﨑晋之介

アーツアンドクラフツ代表取締役社長。考えるよりも動く現場主義。創業以来一貫して事業の最前線に立ち様々なパートナーと価値をつくりあげる。

5F, 1-3-18 Hiroo, Shibuya-ku, Tokyo
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