いよいよ師走も半ばとなりました。世間に倣って当社も今年の漢字なるものを選んでみましょう。
ACの今年の漢字は、、、、、、、、、「機」です!!
機には様々な意味があります。
まずは、「きざし」や「きっかけ」という意味。危機、好機などと使われますね。
言うまでもなく今年は危機の一年間でした。しかし私は機(きざし、きっかけ)をどう捉えるかはその人次第であると信じてます。この一年間、全ての社員がとてもポジティブに自分の持ち場に向き合ってくれました。
結果、7月以降の月商はコロナ以前よりも寧ろ高くなり、オンライン、新宿、梅田、福岡と新たなアトリエが生まれ、生産力を大きく増強し、社員数は2月から比べて1.4倍となりました。
みんなの力でこの一年間が成長の好機となったことを心から感謝します。
機には「しくみ」や「しかけ」といった意味もあります。元々は縦糸と横糸からなる機(はた)を織るからくりから派生したようです。
今年は当社の10周年であると共に、次の10年の方針が少しずつ明らかになってきた一年でした。ものづくりをしたいの一念で10年間続いた当社は、ブランドという仕組みをつくる力をコアコンピタンスとして強めてきました。
「”つくる”の力で、世界をより豊かに」という思いのもと、社内外の多くの仲間と価値を「ともに、つくる」。その根底には機(しくみ、しかけ)をつくる力があります。その様は、私たち一人々々の働きが縦糸や横糸となって複雑に織りなす機(はた)のようでもあります。
機には又「かなめ」、「だいじな部分」という意味で、機軸や枢機などと使われることがあります。
私たちが組織として活動するにあたり最も大事なことは行動規範です。このブログでも触れてきましたが「貢献」、「実践」、「多様性」という三つの行動規範が定まったのも今年です。これは、この10年間に積み上げてきた私たちの価値観を言葉にしたものです。
年末の納会(今年は忘年会ではなくリモートで一年の振り返りと次年度の展望を説明する会)では、マネージャーの推薦によるこの三つの行動規範を最も体現した社員を表彰する機会を設けています。来年以降も各セクションで進められているドラッガーの研修などを通して一層の浸透を図っていきたいと考えています。
最後に、機は「心のはたらき」という意味もあるようです。機微、機転、心機(一転)などと使われてますね。
この一年で改めて実感したのは、信じることの大切さです。危機にあって好機とする心のあり方、まず信じることから生まれるブランドの起源、過去の上に新たな未来を描くこと、それら全ての根底に信じる心のはたらきがあるような気がします。
今年もあと僅か、みんなで「機」なる一年を超え、来年も益々素晴らしい年にしていきましょう。
宮﨑
「ともに、つくる」は主にインナーコミュニケーションを目的とした社長ブログです。
アーツアンドクラフツ代表取締役社長。考えるよりも動く現場主義。創業以来一貫して事業の最前線に立ち様々なパートナーと価値をつくりあげる。