はじめに、、、私は数字が弱いです。。。
数字が弱い社長って大丈夫か!?ってツッコミはさておき、人の話を聞く時には数字とか断片的な事実を、何となく自分の頭の中でストーリーとして繋ぎながら聞いてますし、予めストーリーの明確な人の話は理解し易いと感じます。
ストーリーってコンサル的に言えば仮説なのかな。つくり手の接客で言えばリードするってのが近しい感覚なのかもしれません。
数字を並べ立てられたりすると混乱しますし、例えばよくコンサル的にある結論から先に言われるより、ある程度ストーリー立てた後に結論が見えた方が腹落ちする方です。
昔の文字が読めない人々は、吟遊詩人が語る物語や坊さんの例え話に耳を傾けたり、教会のステンドグラスや絵で教訓を得たそうですが、それもいきなり「悪いことしちゃダメ」みたいな結論から先に言われても「よー分からん」てなるだろうし、ストーリーを追っていく内に「ヤベーよ、悪いことヤベーよ」って結論に達したんじゃないかな。
今の特にビジネス界隈ではロジカルシンキングが重視されますが、私のような無学な人間にとっては、無理にカタチだけに嵌め込んだ論理は時に違和感を感じる時もありますし、等身大のストーリーで伝えられる方がやっぱりしっくりきます。意外とみんなの中にも同じような気持ちの人っているんじゃないかな〜。。
そんでやっぱりね。困るのが会議。特に月次の定例会で各部から発表みたいのになると、普段接してない事象について説明されるので着いていくのに必死です。
例えば、随分前に報告すべきと決まったデータだけを毎回ただ聞く際に、そのデータが良くなってきてるのか、悪くなってきてるのか、今後どこに向かいたいのか掴めなかったりします。
しかも、その当時から全体の状況が変わったりしてて、現状の方向性と報告データの趣旨が少しズレつつある件なんかだと、その点も加味してデータ自体の解釈とかをアップデートする話とかあれば嬉しいなと思ったり。
そういう時に、データだけでなく、自分の考えなんかも加えてくれると、途端にいきいきとストーリーが見えてくる気がします。
最近では、ブランド事業部の週次定例会に新たに出席されている営業部のSマネージャーの報告とかはイメージが広がりますね。会議を見てると、彼女の報告から議論に発展しているケースも多い気がします。もちろん他にも分かり易い方はいますが、ちょっと印象に残ったので。
日頃から現場の事象について色々と考えてると必然的にデータがストーリー化していったりします。そういう人は発言の際に自然にストーリーが出てくるのかもしれませんね。私も含めて、そういう心がけを忘れないようにしたいなと思ってます。みんなも是非、考えてみてください。
宮﨑
「ともに、つくる」は主にインナーコミュニケーションを目的とした社長ブログです。
アーツアンドクラフツ代表取締役社長。考えるよりも動く現場主義。創業以来一貫して事業の最前線に立ち様々なパートナーと価値をつくりあげる。