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アーツアンドクラフツだからこそ自ら切り開けたコンサルタントとしての新たなキャリア“Brand Incubation”

筆者の紹介

筆者は、大須賀功(おおすかいさお)と申します。前職の酪農関連の機械を販売する外資系商社で営業等を担当した後20204月に弊社のC&S事業部へ入社、コンサル業界未経験のなか日々の仕事で成長し続け、今ではコンサルタントとして一人でプロジェクトを任される実績もございます。

そんな私ですが、現在は2023年に立ち上げた“Brand Incubation室”(以下BI室)という新たに立ち上がった部門で仕事をしております。

この部門は、アーツアンドクラフツ株式会社として新たな挑戦・成長をするために、弊社の主要事業である“ブランド運営”と“コンサルティング”という全く異なる事業の垣根を越えて新たな価値創造を目指すことを目的としております。

私はこのBI室の初期メンバーの一人として、弊社の誰も成しえていない新たなコンサルタントとしてのキャリアを開拓したいと思い日々仕事に励んでおります。
今回は、ブランド事業とコンサルティング事業を並行している弊社だからこそ成し遂げられる、コンサルタントの新たなキャリアであるBI室の魅力や私がこのキャリアを目指した背景をご紹介します!

 

BI室とは?

Brand Incubation”といきなり言われても、「英語だと何言っているかわからん」とか、「英語で格好つけているだけじゃないの」と思われるかもしれません。なので、この名前の意味や込められた思いからご説明します。

Brand”は読んで字のごとく、ブランドを意味します。これはマメ知識になりますが、ブランドの語源は古ノルド語の“Brandr”という、家畜につける焼印と云われています。
Incubation”の意味は、英辞書だと“孵化”や“培養”とされております。もう少し意訳をすると“生み出す”という意味になり、“Brand Incubation”に込められた意味は、“新たなブランドを創出する”ということになります。

 

BI室のミッション

そんなBI室に与えられた大きなミッションは以下になります。

 ①事業開発に向けた調査/企画

 ②業務/プロジェクト実行支援

 ③ナレッジ化・情報発信

 

①事業開発に向けた調査/企画

このミッションをもう少しわかりやすくまとめると、“ブランド事業の規模拡大・新規ブランド立ち上げの戦略を考える”ことで、“Brand Incubation”に込められた意味を体現する取組と言えます。

このミッションは、ブランドビジネスを運営するうえでの最適解を作り上げることを目指しており、これが達成されれば持続的にブランドの醸成や規模化をし続け、より日本の魅力的なブランドを世界に発信できるようになると考えております。 

 

②業務/プロジェクト実行支援

このミッションは、①のミッションを達成するために“無駄のない事業運営をするためのブランドを作り上げる”ことを目的としております。無駄をなくし生産性を向上させることで、よりコストを削減し売上につながる業務に集中するブランドを目指します。

③ナレッジ化・情報発信

①と②のミッションで作り上げたブランド運営を規模化・最適化するビジネスモデルを世の中に発信し、“BI室のノウハウを次のビジネスにつなげる”ことがこのミッションの目的です。

弊社は過去に、“ふるくてあたらしいものづくりの未来”という書籍を出版しております。この書籍は、コロナ禍で様々な企業が苦しむなか、デジタルの力で弊社がその危機を乗り越えた経験を基に作られた書籍です。

BI室が目指す将来像は、ポストコロナのなかでブランドビジネスが成長するうえでの新たなロールモデルになると信じておりますので、この知見を書籍として世の中に発信するビジネスもできると考えております。

また、BI室は元々C&S事業部のメンバー(筆者)が立ち上げた組織です。そのためBI室で得た知見を基に、日本の様々なブランドを成長させるためのコンサルティングができないかとも画策しております。このように弊社の成長をモデルとした、実体験に基づく情報発信やコンサルティングサービスという新たなビジネスを展開することを目指しております。

参考:Brand Incubation室紹介ページ

 

BI室に参画した経緯

BI室は弊社の新たな将来を担う大事な部門ですが、なぜこの大役を目指したのか、そしてそれまで私がどのような仕事をしていたのかをお話します。
まずは、簡単に私の人生の軌跡をご紹介します。

高校時代:ニュージーランド留学で人生が変わる

私は中学生の頃まではあまり活発な人間ではなかったと自覚しています。勉強も運動も嫌い、人付き合いも得意ではない。あまり好きな言葉ではないですがいわゆる“陰キャ”と呼ばれる人間でした。
そんな私ですが、たまたまニュージーランドに留学する機会を得ることができ、1年間現地の高校で生活をしていました。その間は良き友人や環境に恵まれ、とにかく楽しい時間を過ごすことができました。この体験から、私は常に“楽しさ”を感じられる環境に身を置きたいと考えるようになりました。

大学~新卒入社:北海道の会社に新卒入社

大学は知名度・学力共に中堅程度の学校に入学、在学中もサークル活動に打ち込むいわゆる一般的な学生生活を送っておりました。ただ、就活中に縁あって東京と北海道で事業を営む商社に巡り合い、北海道での生活も楽しそうだなという気持ちで入社しました。

退職~AC入社:コンサルタントになるまで

北海道に引越し、苦労をしつつも充実した新社会人生活を送っていましたが、家庭の事情でどうしても地元に戻ることとなり、転職を余儀なくされてしまいました。この時、折角転職するならより楽しく自身を成長させられる環境に身を置きたいと思い、アーツアンドクラフツに入社しました。

もちろんコンサルタント未経験からこの仕事を始めたため、最初の1~2年は常に苦労をし続けました。資料のクオリティが低い、論理的に考えられていない等々、日々指摘され続けていた日々が思い出されます。ただ、その中でも手厚く筆者を育ててくれた先輩が沢山おり、今ではコンサルタントとして一人で仕事を任せてもらえるまでのポジションになりました。
コンサルタントとして働くうえでの具体的な苦労話は過去のブログでも紹介しておりますので、今回は割愛して過去のブログをご案内させていただきます。

BI室を目指したきっかけ

私のこれまでのキャリアは全て“楽しさ”を求めた結果です。そしてBI室として新たなキャリアを目指したのも“楽しさ”を追い求めたからです。
ここで、私が思う“楽しさ”とは何かを簡単に説明します。それはひとえに“新しい環境に身を置く”ことです。

高校・大学・社会人と、これまでの人生にて私は違うと環境に行くことで楽しさを感じておりました。そんな私の目の前に新しいコンサルのあり方を作るBI室というものが現れ、これは楽しそうだと思い参画を決意しました。もちろんC&S事業部でも日々異なる業界や事業課題に対してコンサルティングを行うという意味で常に環境を変えることができます。ただ、BI室はC&S事業部だけでは成しえない“実事業を根拠としたコンサル”ができる環境を作れるチャンスで、新しい環境を自分で作れるということに楽しさを感じました。

そして私がBI室に参画したいという思いを打ち明けた時、周りの方々が快く受け入れてくださったことも挑戦するうえでの後押しになったと感じております。
実はBI室に参画する前、私は2年続く長期プロジェクトの担当を一人で行っておりました。そのプロジェクトでは少なからず私が重要な仕事を担当していたこともあり、今このプロジェクトを離れて自分がやりたいことを目指してよいか葛藤したこともありました。
しかし、いざ相談してみると、「じゃあちゃんと引継ぎできるようにしないと」であったり「大須賀の後任は誰がいいか」等々をすぐに決めていただき、トントン拍子にBI室への参画準備を進めていただきました。
この時、アーツアンドクラフツは社員一人一人が本気でやりたいと思ったことを真摯に受け止めてくれる会社だと改めて感じました。そのため、BI室こそこの社風を一番に体現する組織でありたいとも考えています。

 

筆者が思い描くBI室の将来

筆者はこのBI室を、弊社の新たな事業・キャリアにするのと同時に、誰よりも楽しく働ける場所にしたいと考えております。BI室は弊社の成長のためにありとあらゆる可能性を試すことができる環境です。もちろん現在掲げているミッションを達成するためにお仕事をすることは基本ですが、決して今あるミッションだけにとらわれず、様々なことに挑戦していこうと考えております。ともすれば全く想定していない領域の仕事を主幹業務とする可能性や、コンサル・ブランド事業ではない新たな事業を始める可能性もあります。

だからこそ、筆者含め今後一緒に働くみんながそれぞれの“楽しさ”を追求できる場所でありたいなという思いがあります。

 弊社だからこそできるコンサルとしてのあらたなキャリアであるBI室、もしもご興味ある方はこちらからお問合せください。

大須賀功

アーツアンドクラフツConsulting & Solution事業部/コンサルタント/Brand Incubation室

酪農機械系商社での営業を経て2020年四月に入社。
カーボンニュートラル関連のプロジェクトを中心に、製造業やEC等の幅広い業界に対するコンサルティングに従事。
2023年からはBrand Incubation室に参画、弊社結婚指輪ブランド”ith”の事業拡大の支援を実施。