先週末は恒例のC&S事業部のマネージャー合宿でした。
この合宿のルーツは、創業当初の現役員による一泊二日で経営課題を考える会にまで遡ります。日常業務を離れ、中長期の視点でさまざまなイシューをざっくばらんに話す機会だったのが、メンバーや議題を変え、今の事業部合宿へ至っています。
ただ、その重要性は当時から変わらず、私の中でも一年間で最も楽しみな行事の一つです。
会社の英訳には、カンパニー、コーポレーション、ファームといくつかありますが、その中でもファームという言葉には単なる会社組織という以上の意味を持ちます。
プロフェッショナルが集まり、自分たちで会社の経営を考え、決定し、実行していく。そんな組織を現すのがファームという言葉です。一般的に、コンサルティングファーム、ローファーム、アカウンティングファームといった会社を指す場合に使われます。
私が憧れるのも、そんなファームという組織です。トップダウンで決められたことを行うピラミッド型ではなく、それでいて全員が好き勝手なことを言うだけの烏合の衆でもない。ノブレスオブリージュを背負ったパートナーやマネージャーが組織を担う代表者として集まり、その行末を決めるファームは、共和的な経営の象徴だと考えています。
一年に一度のC&S事業部マネージャー合宿は、まさにそんなファームとしての大切なイベントです。
今回は、次世代のマネージャーと期待するメンバーをオブザーバーとして加え20名近い人数で開催されました。一泊二日、全員が意見を延べ、今後の大きな変化なども決まった熱い時間でした。
決定事項は、今後随時マネージャーからメンバーへ落とし込まれることになります。ただ、私個人的には異形のファームを目指す我々にとって大きな転換点になるかもしれないと期待してます。
今回、はじめて次世代がオブザーバーとして参加しました。基本的にはマネージャーによる1〜2名の推薦で、その多くが一定の社歴を考慮した人選となりました。しかし、私自身毎月次世代メンバーとの1on1を開催してますが、参加したオブザーバー以外にも当社の将来を担ってもらいたいメンバーが多くいます。そのメンバーには是非来年の合宿には参加してもらいたいと考えています。
そうこうしている内に、今週で当社2024年6月期も終わります。みんな、本当におつかれさまでした。
来期の更なる飛躍を目指して、引き続きともに頑張りましょう!
宮﨑
「ともに、つくる」は主にインナーコミュニケーションを目的とした社長ブログです。
アーツアンドクラフツ代表取締役社長。考えるよりも動く現場主義。創業以来一貫して事業の最前線に立ち様々なパートナーと価値をつくりあげる。