私のブログ「ともに、つくる」が100号に達しました。本当に単なる自己満足ではありますが、ひとり感慨に浸っています。
思い起こせば、ブログを始めたのは、ちょうど4年前の同じ日、2020年4月16日。キッカケはコロナでした。
みんなに直接会えなくなり、そして私も含めてですが未来が見えず、あの頃は震えていました。そんな中で、会社としての重大な決断について社員のみんなに真摯に伝えなければいけない。そんな思いからスタートしたのが、このブログです。
第一回はこの会社の方針を決める経営チームがみんなの信頼に値する人間なのか、第二回はその経営陣がどう考え、決断したのかを説明してます。それこそ今読み返してみると危機感が半端ないです。あとメチャ長文(それは今も変わらんか笑)
あの時に、それまで飾っていた自分の中で変わったこと。それは、仕事を通じて関係する社員、取引先、もちろんお客様、みんなに精一杯自分のありのままを伝えろということです。もちろん立場上言えること、言えないこと、本音と建前がないと言えば嘘です。ただ、できる限りギリギリまでさらけ出さなければ、通じない。そう思いました。
それからこのブログの基本スタンス、そして私の仕事におけるコミュニケーションの原則は変わってません。それくらい「もう無理!」だと感じたのが、あの時ですし、本当の意味で仲間を信じなければ乗り越えられないと思いました。
不思議なもので、それから様々なことが動き出しました。ブログも当初はコロナとの格闘が主題でしたが、それがそのまま当社のアイデンティティの模索となり、AC Commonsや、人をつくる、ブランドをつくるといった今につながる組織文化の重要なキーワードが生まれてきました。
もう一つは自分たちの事業についての絶えざる考察です。ブログでは、自分たちが営むブランドとは何なのか?自分たちが目指すファームとは何なのか?二つの事業をつなぐ意味とは何なのか?繰り返し問い続けてきました。
それが長い期間をかけて、今の路地裏ブランドであったり、人材育成型のコンサルティングファームであったりに結実していく様が追えます。
まさにローマ(理想)は一日にして成らず。しかし全ての道はローマ(理想を考え続けること)に通じているのだと思います。
そしていつも驚くのは、アーツアンドクラフツでは私以上に、役員が、ブランドのみんなが、C&Sのみんながそれぞれ理想を抱き、それを考え続けていることです。いつからかこのブログはその時々の役員やみんなとの交わりにおいて得たものを、私が代理で発信する場になっていきます。
コロナを脱したブログの後半では、いよいよ海外挑戦に関する回が増えてきます。また経営チームや経営方法について考えることが増え、ブログ第一回でみんなに改めて信頼を問うた経営チームに新たに二人のメンバーが加わりました。この頃から、アーツアンドクラフツは本格的に次のステージへと歩み出したのだと思います。
こうして振り返ってみると、本当にこの四年は濃い期間でした。でも、なんか変な話ですが、コロナがあったからこそ今のアーツアンドクラフツがあるんじゃないかな。危機は組織を育てるのは本当らしいです。
とは言え、まだまだ道は続きます。この道の先に、たくさんの変化と、そして変わらない大切なことがあると信じて、また一歩ずつみんなと共に歩んでいきたいと願っています。ローマは一日して成らず!
(そして、文章が長過ぎて誰も読まないよ〜っと毎回クレームをいただく本ブログも懲りずに続けていきたいと思います)
参考まで、過去のブログはコチラから
宮﨑
「ともに、つくる」は主にインナーコミュニケーションを目的とした社長ブログです。
アーツアンドクラフツ代表取締役社長。考えるよりも動く現場主義。創業以来一貫して事業の最前線に立ち様々なパートナーと価値をつくりあげる。