AC社長ブログ「ともに、つくる」vol.99

路地裏を行こう

本日4/1、早朝からの雨も上がり、桜の映える晴空の下、ブランド事業部4名、C&S事業部3名、計7名の新卒社員がアーツアンドクラフツに仲間入りしました。

私からは、路地裏をキーワードに歓迎の挨拶を行いました。以下に、その内容を共有します。

 

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新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。

本日から、皆さんと共に、仲間として働けることを、私、ここにいる役員、そしてこれから皆さんが接する先輩社員も一同、みんなで心から喜び、楽しみにしています。

 

さて、新卒挨拶の一つの定型として、まずその年の世情から入ったりするものですが、世間に目を向けると、気候変動、戦争、AI、高齢化社会・・・、もう毎朝新聞を開けば、世界が滅びる級のビッグイシューが溢れてしまっていて、正直私は追っついていってません（笑）

ただ、一つだけ確実なのは、私たちの生きる今の時代が、世界の大きな変わり目の渦中にあるということでしょう。

そんな混迷する世界に、これから一歩を踏み出す皆さんに、本日はアーツアンドクラフツ流の世界の歩き方をお話しします。

 

イメージしてみて下さい。

皆さんの旅は始まったばかり、今日は初めて訪れた未知の街の第一日目です。その街は世界でも有数のダイナミックに変化する都市。古いものと新しいものが混在し、日々何かが壊されては、何かが建てられる。たくさんの問題を抱えながらも、無限の未来に満ちている、そんな場所です。

その街には、メインとなる幾つかの大通りと、そして無数の路地があることでしょう。アーツアンドクラフツ流の街の歩き方では、その大通りではなく、路地の方に分け入ってみることをお勧めしています。

合言葉は、路地裏を行こう！です。

 

 

路地裏を行くことは、

　リスクを取るということです。

 

大通りと違い、路地裏にはいろんな危険が潜んでいます。ただ、それと同じだけの数のチャンスや発見やワクワクも、そこにはあるはずです。

リスクの取り方は人それぞれで良い。大通りから一本だけ脇に入った路地を歩くも良し。興味に動かされてどんどん歩いたら、いつの間にか超ディープな所まで来て引き返せなくなったというのも良いでしょう。

ただ、せっかくそんなダイナミックな街を歩くなら、大通りだけでは勿体無い。ぜひ、その街の路地裏を覗いてみてください。

 

 

路地裏を行くことは、

　直感を信じるということです。

 

路地裏には、定番の観光プランは存在しません。どの路地に入るのか、真っ直ぐ進むのか、曲がるのか、それは皆さん次第。

常に緊張感に溢れ、自分の頭で考え、自分で判断する。その繰り返しが皆さんの五感を研ぎ澄ましていくことでしょう。

路地裏を行く時に信じられるもの。それは、そんな五感をフルに活用した自分自身の直感だけです。

 

 

路地裏を行くことは、

　様々な人に出会うということです。

 

自分と同じような観光客で溢れる大通りのカフェと違い、路地裏で出会うのは、その土地に住む人々です。全く違う価値観だったり、言葉が通じなかったり、時には騙され、ぼったくられるかもしれません。

それでも、自分と違う多様な人々との触れ合いは、旅の一番の醍醐味です。

傷つくことを恐れず、できるだけ多くの人と関係を築いていってください。

 

 

路地裏を行くことは、

　自分だけの地図をつくるということです。

 

路地裏にガイドブックはありません。自分の足で歩き、自分の頭で考え、自分自身で判断する。その体験だけが、この未知なる街を知る方法であり、その積み重ねで自分だけの地図が出来上がっていきます。

楽しいことだけでなく、辛いこと、悲しいこと、路地裏で色んな体験を積んで欲しい。

そうして手にした自分だけの地図は、混迷するこの世界で、皆さんの一番の武器となり、最も大きな財産となることでしょう。

 

 

路地裏を行くことは、

　先の見えない一瞬々々を楽しむということです。

 

未知の街の、入り組んだ路地がどこに繋がっているか、全く予測がつきません。それが恐ければ大通りを歩けば良いでしょう。ただ、その大通りの先にあるものすら分からなくなってきた時代です。

だったら、自分だけの地図を握りしめ路地裏を歩きながら、その先が見えない時間の、一瞬々々を楽しむこと。それが充実した人生を送る最も手っ取り早い方法なのだと、私は信じています。

 

皆さんが、これから始まる社会人人生を、リスクを取り、直感を信じ、様々な人と出会い、自分だけの地図を作りながら、その一瞬々々を楽しんでいけることを願っています。

改めて、本日は、入社おめでとうございます。これから共に頑張っていきましょう！

 

宮﨑

「ともに、つくる」は主にインナーコミュニケーションを目的とした社長ブログです。