AC社長ブログ「ともに、つくる」vol.93

年頭所感

あけましてめでとうございます。

辰年が幕を明けましたね。年明け早々から私ごとで恐縮ですが、不肖宮﨑本年にて四周目の年男です。そんな私にとって少しだけ特別な一年の始まり、いつもと趣向を変えて会社というより自分自身のことを書いてみて、新年の挨拶にしたいと思います

 

まだまだ若いと自分では思ってますが、自分自身の社会人としてピークパフォーマンスを出せるのがあと干支一周分程度しかないのかと想像すると、社会人人生というのも意外と短いなと感じてしまいます。

20代から仕事が好きで、仕事しか取り柄がなかった私にとって、自分が仕事において何を成し遂げるかは人生のかなり大きな部分を占めてきました。幸い、こうして多くの素晴らしい仲間に恵まれて、日々楽しく仕事に向き合えている今は心から充実しています。

 

ブランドという事業に携わることが出来ているのは本当に素敵なことです。ブランドって、ものづくりから始まり顧客を創造し、場づくり、集客、接客、その後の長いお付き合いまで、こと商売に必要な全ての要素が詰まったビジネスの総合芸術のようなものです。これだけ様々な能力を持った人々が協働して新たな価値を自分たちで築き上げる事業はありません。

コンサルの業界に、今までにない新たな何かを創造する刺激的な過程の中に居られることも、とてもワクワクしています。だって考えてもみてくださいよ。50名のコンサル集団と言いつつ、コンサル業界の経験者はトップ一名で他は驚きの多様なバックグラウンドって、それはもう新たな何かとしか表現できないロックなことだと思いますよ。

海外で事業をやることは、もう昔からの憧れでした。日本発の価値を海外へ広げる仕事なんて、ほぼ全ての日本のビジネスマンが一度はやりたいと思うと言っても過言でないくらい、とっても意味ある、ある意味うらやましい仕事です。世界のithのつくり手が、私たちがつくった価値を同じように信じ、その街で広げているなんて、なんて素敵なんだろう。

そんな風に考えると、とても幸せなビジネス人生だと改めて思います。また共にこれらの夢を共有し合える社内の仲間たちに心から感謝です。

 

ただ一方で、もっともっと大きなシゴトをしたいという焦燥感もあります。特に五十代という仕事人として円熟するタイミングに自分の持てる全てを尽くして七転び八起きできるようなステージを作れるのか。今のこの状態はまだ全然足りてないのじゃないかと焦ってしまうことも多々です。

加えて、この歳になると、まだ早いと思いながらも、この組織の自分の次の世界が気になります。次世代を真剣に育成するならば、それに見合ったチャレンジの機会を与えられる組織であらねばなりません。何か新しい価値を創造する経験、多くの仲間を導く経験、そんな経験を次世代のマネジメント候補に提供する為には、この会社は今の何倍も成長しなければならないでしょう。次の干支一周で、そんな大きな経験の場を自分より若い社員へ与えることが、果たして私にできるのだろうか。

 

なんだか不惑の世代にも関わらず全く落ち着きがないですね笑

ただ、ブランド、コンサル、海外、この会社の未来には不思議と全く惑いはありません。どちらかと言うと、それに見合った自分が居るのかと考えて落ち着きがなくなるんでしょうね。

ということで、今年も自分の出来ることに一つずつ真摯に向き合い、倒れたり立ち上がったり大騒ぎしながら一歩ずつ成長していきたいと思います。そんな不肖宮﨑を皆さんどうぞ宜しくお願い致します。

 

宮﨑

「ともに、つくる」は主にインナーコミュニケーションを目的とした社長ブログです。

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宮﨑晋之介

アーツアンドクラフツ代表取締役社長。考えるよりも動く現場主義。創業以来一貫して事業の最前線に立ち様々なパートナーと価値をつくりあげる。