AC社長ブログ「ともに、つくる」vol.83

全社方針発表会

先日の全社方針発表会はおつかれさまでした。

約三年半振りに全社一堂に会することが出来て、私も心から楽しいひと時でした。みんな、本当にありがとうございました。

 

各事業部からの発表を聞いていると、コロナに苦しんだこれまでの期間があったからこそ、今があるんだと思います。

人間もそうですが、組織も一番苦しい時に、自らのアイデンティティを確立していくものなのでしょうね。ここから、始まるアーツアンドクラフツの新たな未来をみんなでつくっていきましょう。

 

私からの挨拶の全文を載せます。これまでの三年半の私たちの進化を感じて下さい。

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全社の集いが最後に行われたのは2019年の12月。それから三年半。

本日、みんなが再びここに集うとが出来て、まずはとにかく感無量です。

後ほど各事業部の役員から今後の方針発表があります。未来の展望はそちらに任せるとして、私からはこの期間にアーツアンドクラフツがどう変わってきたかをお話したいと思います。

 

まず、この三年半のその殆どがコロナ禍の中にありました。その日々は、ithは長らく休業シフトに耐え、大切なアトリエを閉じ、また当社始まって以来の大きな赤字を計上する等、大変厳しいものでした。

 

ブランド事業部は、この時期にブランドとしてのアイデンティティを強めていけたと考えています。

日中に開催された全体研修でも話しましたが、ブランドという見えない価値を作り上げるのは非常に難しい挑戦です。

この期間、アトリエ、工房、生産、マーケ、ブランド推進と各部が自分たちの価値について自問自答を繰り返してきました。それが、吉田役員の著書にあるブランド論として体系化され、更には路地裏ブランドという私たち独自のブランドのスタイルとして、今では海外へ展開するまでになりました。

 

海外事業部の活動が聞かれるようになったのは、ここ1年以内のことだと思います。ですが、海外に進出したいという思いはコロナ前から持っていました。ただ当時はどうすれば海外に行けるのか想像もつきませんでした。

この三年半で、ブランドの強みがモデル化され、事業を主導する松岡役員が加入し、それを支えるC&Sメンバーを主体したブランドインキュベーション室が誕生し、様々な要因が重なり、いま私たちは海外へ挑戦しています。

それは、誰か一人の成果ではなく、まさにこの期間における全員の自問自答と挑戦の結果なんだと思います。

 

三年半前の忘年会、C&S事業部の今のマネージャー陣がまだフレッシュだったことを、さっき懐かしく思い出してました。そんな面々が今は中核のマネージャー陣となり、ビジネスプロフェッショナルの育成を旗印にした他にはないコンサルティング集団が誕生しました。

特にこの三年半は全社の厳しい財務状況の中、C&Sが力強く成長していなかったら、今この会社は存在しなかったかもしれません。

何より一人一人がビジネスプロフェッショナルとして成長し、C&S事業部を、そして会社全体を牽引していってくれることが、とても頼もしく感じています。

 

管理部は、この3年半で全くのゼロから誕生したようなものです。

三年半前の管理部には、人事部すらなく、経理もギリギリでただこなしている、そんな状態でした。そんな中、経験豊富なマネージャーに入社してもらい、一つずつ整備してもらい、今があります。

特に管理部は少数精鋭の集団です。一人一人の高い知識やスキルに頼りながら、この規模の会社を取り回しています。それでいて、管理部の仕事は空気のようにあって当たり前に感じることもあります。しかし、その当たり前の仕組みを作る為に、管理部メンバーのどれほどの熱量が必要か、この期間でまざまざと見せつけられました。

 

そして、経営チーム。この最も苦しい三年半。この経営チームだからこそ乗り切れたと思います。そして、今期からは新たな役員も加わりました。

 

最後に、この私が、この三年半何をしていたかと言えば、正直コロナという見えない恐怖に、オロオロ、イライラ、やることなすこと右往左往、ホントに良いところなしでした。にも関わらず、三年半前98名だった社員数は大幅に増えて、163名となり、ここで述べてきたように会社は数段の進化を遂げた。

これはひとえに、ここにいる、みんなのお陰です。本当にありがとう。

今日はそのお礼を少しでもみんなに伝えられたらと思っています。後ほど各席に立ち寄らせてもらいますので、ぜひ明るく受け入れてください。

 

それでは、みんなへ心からの、最大級の、感謝をもって、私からの挨拶とさせていただきます。

 

宮﨑

「ともに、つくる」は主にインナーコミュニケーションを目的とした社長ブログです。

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宮﨑晋之介

アーツアンドクラフツ代表取締役社長。考えるよりも動く現場主義。創業以来一貫して事業の最前線に立ち様々なパートナーと価値をつくりあげる。