一月は正月二日からアトリエを開き、これまで多くのお客様にお越しいただいてます。つくり手のみんなは師走から多忙な日々が続いていると思います。身体を労わりながら頑張ってください。
そして、生産部は年末から受注がどんどん増えてきて、ここから本格的に忙しくなりますね。どうぞ、宜しくお願いします。
たくさんよりも、ひとつをたいせつに。お客様に寄り添い、ものづくりに丁寧に向き合い、一歩ずつ歩んでいきましょう。
さて、私は先日開催された国際宝飾展(IJT)でジュエリー協会の立場として「初心者でも出来るWEBマーケティング講座」と題したセミナーを行いました。
私がジュエリー協会の活動を始めたのは2018年。現在の協会会長からのお誘いで、ジュエリー市場の活性化について考える国内活性化委員会のメンバーとなりました。2021年には協会理事に就任、国内活性化委員会の委員長として協会活動に従事しています。
私は三十代中盤に起業した後に、この業界に入りました。業界の多くの企業は長い歴史を持ちます。業界内は皆顔見知りのような良さがある一方で、新たに参入するのは非常に難しいのも事実です。
そんな中で、私は多くの方々のご縁とご支援をいただき、ithというブランドをやっています。そんな業界だからこそ、何か恩返しをしたい。そう思い、協会のお仕事を始めました。
活動を通じて実感しているのは、多くの企業がマーケティングの問題で困っているということです。私がこの業界に入る前に広告業界で長く働いていたこともあり、今ではジュエリー業界のマーケティングリテラシー向上を私のライフワークと考え、協会活動を続けています。
AC Commonsのひとつに貢献があります。
私にとっては、貢献って輪が広がっていくようにどんどん範囲が大きくなっていくイメージです。はじめは目の前の顧客や同僚への貢献からはじまり、チームへ、会社への貢献、取引先や地域を含めたビオトープへの貢献、そして業界へ、社会への貢献と、貢献の輪は広がり続けます。
そして、その輪の中では貢献は一方的なものではなく、双方向的になります。そういう意味で、私にとって貢献を考える時、それは他者との関係の作り方と同義になっているのかもしれません。
本年もそんな輪を広げていき、みんなの幸せ度が少しでもアップする一年にしたいですね。そんな世界をともに、つくりましょう。
宮﨑
「ともに、つくる」は主にインナーコミュニケーションを目的とした社長ブログです。
アーツアンドクラフツ代表取締役社長。考えるよりも動く現場主義。創業以来一貫して事業の最前線に立ち様々なパートナーと価値をつくりあげる。