AC社長ブログ「ともに、つくる」vol.61

マネージャーの仕事

組織が拡大していくと共に重要となるのがマネージャーの存在です。当社の人員拡大を支えているのも、まさにマネージャーの奮闘だと思っています。本当にありがとう。

マネージャーという仕事には、三つの側面があると私は考えています。それは、

VISION (構想)

EXECUTION (実行)

ACCOUNTABILITY (説明責任)

 

VISIONは、会社レベルのビジョンを理解した上で、自身の管掌する組織のあるべき姿や、展望を自分の言葉で語れるか。

EXECUTIONは、日々の業務を推進することはもちろんですが、VISIONに基づき組織を進化させるレベルでのPDCAを回せているかを見ます。

ACCOUNTABILITYは、上司、部下、協力会社など各ステークホルダーに対して自分の責任としてEXECUTIONの進捗と結果を適切に伝えられるか。ここの巧拙で、その組織が必要に応じて支援や連携を得られるかも決まります。

 

部署の日々の業務をPDCAしながら動かすだけで満足しているマネージャーを時々見かけますが、それは私の考えるマネージャーの役割のもっと手前の業務運営管理者の仕事なのかなと思います。(もちろん、それはそれで大切かつ重要な仕事なのですが)

 

そんな中、最近マネージャーの成長を実感する嬉しい出来事が二つありました。

一つ目は、先日行われたブランド事業部の生産部成果報告会です。生産部の生産管理グループと工房グループの活動を事業部長と私へ定期的に発表する会ですが、どちらのグループも以前よりも格段にレベルが上がっていることを感じました。

両グループ共にメンバーレベルの成長は目覚ましいものですが、特に生産グループが自分達のあるべき姿や展望をメンバーレベルで深く理解し動いている自律的な姿に驚きました。マネージャーの明確なVISIONのもと時間をかけて作り上げていったことが良く分かり、とても感心しました。

 

もう一つは週末に参加したC&S事業部のマネージャー合宿です。私は常々コンサルティングファームは自治組織であると話していますが、自分達で自分達の組織を考え決めていく場として毎年開催されるこの合宿は、C&S事業部の最も重要なイベントと言えます。

合宿では二日間かけて日頃の課題から短中期的な計画、ビジネスプロフェッショナル育成という事業部のミッションを進化させる為に何ができるか社長も事業部長もマネージャーも関係なく、皆が平等に発言する権利と一票を持ってガチンコで討議します。毎年のことながら最後はヘトヘトなのですが、今年は新たなマネージャー候補も含めて全員の芯の部分にブレがないというか力強さを感じました。一緒に参加した吉田役員も「あんなかたちでメタに捉えて仕事の仕方を議論できる組織はなかなかないな」と驚いてました。

 

マネージャーは組織の要です。そのレイヤーの進化なくしてメンバーの成長、組織の発展はありません。

ぜひマネージャーのみんなは、VISION、EXECUTION、ACCOUNTABILITYという三つの視点から自身の仕事を棚卸してみて、新たな期の自らの成長への挑戦を決めてみてください。期待してます。

 

宮﨑

「ともに、つくる」は主にインナーコミュニケーションを目的とした社長ブログです。

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宮﨑晋之介

アーツアンドクラフツ代表取締役社長。考えるよりも動く現場主義。創業以来一貫して事業の最前線に立ち様々なパートナーと価値をつくりあげる。