AC社長ブログ「ともに、つくる」vol.59

アトリエ研修

明日からアトリエ研修が始まります。

毎年の恒例行事であり、幹事部署のブランド推進部による準備は4月くらいから始まり、全ての研修が終了するのは10月という長期のプロジェクトです。私としても、最も思い入れを持っている仕事の一つです。

 

ブランドというものは、とっても高い純度でその価値を信じることで初めて生まれ、維持していけるものです。

しかし、私たち人間にとって信じ続けることは案外と難しいものです。何事もそうなのですが、最初の感動は日々の忙しさにまみれ次第に薄れていきます。(それは私も同じです。)ブランドに携わる私たちは常に降りのエスカレーターを逆向きに上がっていっているような状態なんだと思ってます。立ち止まると降っていく。歩いても同じ場所。前に進む為には走るしかない。

そして誰もブランドのことを信じなくなった時に、そのブランドは消滅します。

 

では何を信じるのでしょう?

それは携わる人。仲間や自分自身です。

職人が真面目にものづくりをしている。生産管理が丁寧に質や納期を見ている。つくり手がお客様へ最高の体験を提供している。マーケティングチームは真摯にithのことを発信している。全て当たり前ですが、それらが全て高いレベルでまわっている為には、仲間たちと自分自身の努力が必須です。そんな仲間や自分自身の価値を何度も確認し、信じること。それがブランド価値を高めるのだと、私は思っています。

 

アトリエ研修の最大の目的は、私とつくり手みんなでithについて語り、考えることで、その純度を上げていくことです。

ithにとってつくり手はとっても重要な存在です。つくり手を介して、お客様がithのものづくりとあたかも一体化することが、顧客体験としての私たちの接客の理想であり、私たちのものづくりの理想です。つくり手はブランドコンセプトの象徴と言っても過言ではありません。だからこそ、つくり手の信じる純度を上げることは、お客様の価値の向上に直結します。

明日から10月までの長丁場となりますが、今年もみんなで良い時間をつくっていきましょう。

 

宮﨑

「ともに、つくる」は主にインナーコミュニケーションを目的とした社長ブログです。

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宮﨑晋之介

アーツアンドクラフツ代表取締役社長。考えるよりも動く現場主義。創業以来一貫して事業の最前線に立ち様々なパートナーと価値をつくりあげる。