先日、ブランド事業部の社員を対象にウェルビーイングの調査をしました。今回は当社がウェルビーイングの観点を経営に取り入れる試みの一つであり、今後は他の部署にも随時広げていくことで、社員みんなが心身共に良い状態で仕事にのぞめる環境づくりに活かしていきたいと考えています。
ところで、、、そもそも、ウェルビーイングってなんだろう?
今回のこの試みを行うにあたって、自分にとって仕事における心身共に良い状態って何なんだろうと考えてみました。
私は10代の最後から20代の前半までネット環境のない海外で過ごしたこともあり、事前知識や先入観なく最初の就職先に入り込みました。そこは朝から晩まで働いて深夜まで飲んでの非常に昭和な男性的な環境でした。(男性的なという表現は現代では不適切かもしれませんが、分かり易さ優先で)
なんの疑問もなく環境にフィットして日々楽しく仕事をしていた私にとって30代中盤の独立は大きな価値観の変化でした。設立の地である吉祥寺でクリエイターやアーティスト、好きを仕事にする個人事業主など、多くの表現者と出会い共に仕事をする中で、それまでの環境とは違う豊かさのようなものを感じました。
そして当社が女性がマジョリティを占める会社になっていくに従って、私にとっては又違った新たな働き方の気づきを得ました。最近では、自分と大きく年の違う若い世代の方の価値観に共感することも多々あります。
こうして考えてみると、自分にとってのウェルビーイングな環境って、時代によって、また関わる人によって様々に変わってきたことが分かります。まあ私は人に影響を与えるよりも、人から影響をもらいながら生きていくタイプですので変化が激しいのかもしれませんが、少なくとも言えるのはウェルビーイングというのは人それぞれですし、同じ人の人生の中でも様々に変わっていくものなのでしょう。
今回、ウェルビーイングを経営に取り入れていく時に最も大切にしたいと思ったのは、そこです。それは当社が設立以来大切にしている多様性につながるのだと私なりに理解しました。
幸せって言うと少し重たく感じます。ただ会社が一人ひとりへ少しでも寄り添っていけたら良いなと思いますし、そういう努力を今後もしていきたいと思います。アーツアンドクラフツのウェルビーイング経営をみんなでつくっていきましょう。
宮﨑
「ともに、つくる」は主にインナーコミュニケーションを目的とした社長ブログです。
アーツアンドクラフツ代表取締役社長。考えるよりも動く現場主義。創業以来一貫して事業の最前線に立ち様々なパートナーと価値をつくりあげる。