AC社長ブログ「ともに、つくる」vol.18

人材像

本日はアーツアンドクラフツの求める人材像について考えてみましょう。

当社はブランドとソリューションを両軸として事業を展開していますが、そこに携わる人材はジュエリープロフェッショナル、ビジネスプロフェッショナルに大きく分かれます。

ジュエリープロフェッショナルには、つくり手をはじめ、職人、生産などジュエリーの販売から製造までに必要な役割を担う面々が含まれます。

対して、ビジネスプロフェッショナルには、コンサルタント、事業マネージャー、マーケッターなどビジネスを推進するにあたり必要な役割を担う面々が含まれます。

双方に共通のプロフェッショナルという名がついてますが、まさに「プロフェッショナル」こそが当社の理想とする人材像です。

 

プロフェッショナルは三つの価値観で構成されます。

一つ目の価値観は「貢献」です。

プロフェッショナルは皆なんらかの技術を備え、その技術をもって顧客へ、同僚へ、組織へ、そして社会へ貢献します。

自らの仕事が自己完結してしまっては貢献はありません。

顧客や同僚へ貢献することに喜びを感じ、組織へ貢献することで責任が芽生え、社会へ貢献することの意義を知る。そうすることで、自らを少しずつ成長させていく。それが貢献です。

貢献に必要となるのが技術です。技術なくては自らの役割を全うすることは出来ません。

日々の業務、研修、そして自主的な学びにより技術を高めることは当社において特に推奨することです。

 

二つ目の価値観は「多様性」です。

当社は130(2020/10)という小さな所帯の中に、接客、生産管理、製造、マーケティング、コンテンツ制作、教育、コンサルティング、システム開発など様々な業務に従事する人材が集います。

それぞれ求められるパフォーマンスから働き方まで違う中で、これまでずっと多様性を大切にしてきました。

多様性に必要なのは、違いを強調することでも、人は人と無関心になることでもありません。必要なのは共通の価値観を知ることです。

私たちは共通の価値観があります。例えばそれは業務は違えどお互いプロフェッショナルを目指しているということや、技術を尊び、学びを大切にすること。そして皆が自分の為でなく誰かへの貢献の為に働いていることです。

共通の価値観を持つことで、多様な人材が共生していく。当社はそんな組織を理想としています。

 

三つ目の価値観は「実践」です。

実践とは自らの考えや思いを実際の行動に移すことです。

2010年に当社の設立後まずスタートしたプロジェクトは吉祥寺ビルのリノベーションでした。作家が集うものづくりの拠点をつくりたいという思いを、当時の我々からすれば相当無理をして古いビルを手に入れボランティアと共に実現した時から、当社は常に実践を大切にしてきました。

ジュエリー業界へ参入したこと。オーダーメイドワンオフ生産に挑むこと。ブランドとソリューションを両立すること。周囲からは無謀と言われながら、自らの思いを実現することを続けています。

その裏には実は多くの失敗もあります。だが当社では失敗を恐れない挑戦を尊びます。

価値観を共有し、多様な技術を磨き、貢献の為に、一人一人が実践していく。

そういう人材達と「ともに、つくる」会社でありたいと私は願っています。

宮﨑

「ともに、つくる」は主にインナーコミュニケーションを目的とした社長ブログです。

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宮﨑晋之介

アーツアンドクラフツ代表取締役社長。考えるよりも動く現場主義。創業以来一貫して事業の最前線に立ち様々なパートナーと価値をつくりあげる。