AC社長ブログ「ともに、つくる」vol.6

私たちはどうコロナを超えていくか

本日より緊急事態宣言の延長期間に入りますが、そろそろ世間でもどう元に戻していくかについて真剣に考え始めていますね。

私たちの会社についても同様です。
以前の状態に戻れるか、そして以前の状態を超える新たなステージへ進めるか、これから数ヶ月の私たちの大きな試練となります。

まず、以前の状態を思い返してみましょう。

3月の会社の状態は素晴らしかった。
「たくさんよりも、ひとつをたいせつに」をモットーに、ithの良質なものづくり、最高の顧客体験はお客様の高い満足を獲得し、新興ながら競合各社からも羨まれるブランドに育ってました。

B2Bは、いくつかの試練を乗り越え、社員の育成をメンバー一丸となって進める新たな体制へ移行、強い組織への第一歩を踏み出していた矢先でした。

私も、みんなの奮闘を心から頼もしく思ってました。

私たちは、これから数ヶ月かけてこの状態へ戻っていく必要があるのですが、私が重要だと思うポイントが二つあります。

ひとつめは、私たち皆の納得感です。

良質なものづくり、最高の顧客体験、最適なソリューション、これらは私たちの強みですが、いずれもまずは私たち自身が心からそれを信じられるからこそ、お客様やクライアントに実感してもらえるものです。

商売の第一歩は自らの納得感です。それがありお客様やクライアントの信頼を得ることが出来ます。

アトリエの感染防止対策は十分か、健康と生活の両面において社員は安心出来る状態にあるか、この危機に際して、私たちが自ら考え、自らで判断し、それを信じて実行出来ているか。以前の状態への戻り方が問われます。

このメールでも再三触れていますが、社会的責任、健康の保全、生活基盤の維持、それらを総合的に考え、最善の方法で進めていきますので、みんな何卒よろしくお願いします。

次に私が重視しているのは、私たちのその先に以前を超えるステージがあるかです。

例えばアトリエは、この期間にお客様の満足というものをより高次元なレベルで見つめ直していくチャンスだと思います。
心を込めた暖かさに加えて、最新のテクノロジーを駆使することで、より高いレベルでの「たくさんよりも、ひとつをたいせつに」を実現しなければいけません。

受注が減り一旦生産量が落ち着く生産は、これを良い機会に更に高いレベルのものづくりを模索していきたいと思います。

マーケティングは、アフターコロナの時代の広告戦略を実践していかなければいきません。

B2Bにとっては、社会の混沌はむしろ好機です。この混乱の中にこそ自分たちの強みとなる武器を開発していき、これまでとは大きく異なるパラダイムの需要の波に乗っかっていきたいところです。

それぞれの持ち場で、以前よりも進化すること。この危機が去った時に、以前と同じ場所ではなく、より高いステージに立っていること。
私たち皆がそれを意識しながら、ここから数ヶ月頑張ることが出来れば、この危機も無駄ではなかったということになります。

依然コロナ危機は予断を許しません。だが、いつまでも嘆いていてもしょうがない。
私たちも、そろそろ次を見据えて力強く第一歩を踏み出しましょう。

宮﨑

「ともに、つくる」は主にインナーコミュニケーションを目的とした社長ブログです。

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宮﨑晋之介

アーツアンドクラフツ代表取締役社長。考えるよりも動く現場主義。創業以来一貫して事業の最前線に立ち様々なパートナーと価値をつくりあげる。