AC社長ブログ「ともに、つくる」vol.65

C&S事業部リクルートサイト

この度、C&S事業部のリクルートサイトがローンチされました。

C&S事業部 採用情報

新卒二、三年目の3名が企画ディレクションを務め、多くのメンバーに出演してもらいました。本当におつかれさまでした。

 

今回のサイトでこだわったのが「リアリティ」です。コンサルティング会社のホームページって、どこかスノッブというか、クール過ぎることが多い気がしてました。もちろん、コンサルタント自体、いま注目される職業であり、特に未経験者や学生の方からすると憧れのような感情が先行して志望に至ることがあるのも一つの事実なのかなと、採用の過程を見ていて思います。

勢い、企業側もそういう情緒的な側面を煽る「カッコイイ」サイトを作る傾向があります。ステレオタイプな見方を敢えてすると、一流の経歴、一流のスーツ、一流の仕事、みたいな感じですね。

 

ただ実際に私が社内で見るコンサルタントという仕事は、どこまでも泥臭いものです。今回のサイトでは、そんな「リアルなコンサル」をストレートに表現したいと考えました。

その為に、出来るだけ多くのメンバーがインタビューや対談に出演し、それぞれ自由に語ってもらうスタイルを採用してます。役員もマネージャーもメンバーも関係なく、みんなが好き勝手に自分の思うところを語る。みんなの語りがポリフォニーのように重なり、今のC&S事業部のリアルを表現する。そんな構成を目指しました。なので、一つずつのインタビューとか対談も読み易く編集するのではなく、結構長めの地文を活かしたりしてます。

結果的に「カッコイイ、コンサル」的な予定調和は少なくとも脱することが出来たのではないかと自負してます。

 

では、その上で今回伝えたかったことは何だったのか。三つあります。

一つ目は、私たちの仕事内容です。

昨今ではコンサルティングという言葉がとても都合良く使われている気がします。世間に〇〇コンサルという職業が溢れてしまって、実際に私たちがやってるコンサルという仕事が何なのか普通の人には分からなくなってきています。

私たちの考えるコンサルとは、業界も領域も多種多様なクライアントの利益最大化を目指して、ゴールや課題そのものを定める経営者の意思決定のサポーター(戦略策定)であり、経営の様々なイシューに伴走するパートナー(実行支援)です。特にサイトでは、出演するメンバー各々の関わってきた案件を記載することで、求職者がより具体的に私たちのコンサルという仕事をイメージでき易いようにしました。

 

二つ目は、私たちの人材育成への本気度です。

一般的にどの会社も人材育成を大切にしていると謳うものです。ただ、C&S事業部の其れは、業界他社の方々と話しても驚かれるほど真剣です。なんというか、既に組織のDNAになっているような感じです。

この本気度だけは絶対にサイトで伝えたいと思いました。ただ自画自賛的に謳うのでは伝わらない。そこで企画されたのが前述のポリフォニースタイルです。役員、マネージャー、メンバーそれぞれのレイヤーが思い々々に勝手なこと語ってもらいながらも、全体を通じて私たちの人材育成への本気度が浮かび上がってくるように努めました。

 

最後が、C&S事業部が目指す自治組織像です。

自治とは、自分たちのことを自分たちで考え、自分たちで行うことです。ただ自治組織をつくるのって本当に大変なんです。簡単に言えば、いかに一人々々を尊重するかの積み重ねなんですが、実際のメンバーの日常においては尊重される局面と尊重されない局面が併存するので、みんな混乱してしまいます。例を挙げるならば、アテネの市民はポリスの政治について一人一票の尊重されるべき権利を持つが、戦場ではアテネ軍の一員として上位下達の鉄の陣形で行進せねばならない。ってこと。メンバーレベルで組織づくりとプロジェクトで自分の役割を分けて理解し行動できるかが、自治組織の第一歩です。

私は、今のC&S事業部に、そういうレベルでの自治組織の可能性を感じてます。その雰囲気みたいなものがサイトから醸し出されているならば、成功です。

 

こちらはリクルートサイトですので、基本的には求職者向けの内容ですが、今のC&S事業部のリアルを余さず表現できていると思います。C&S事業部のメンバーはもちろん、ブランド事業部のみんなも是非読んでみてくださいね。

 

宮﨑

「ともに、つくる」は主にインナーコミュニケーションを目的とした社長ブログです。

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宮﨑晋之介

アーツアンドクラフツ代表取締役社長。考えるよりも動く現場主義。創業以来一貫して事業の最前線に立ち様々なパートナーと価値をつくりあげる。