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【社員紹介記事★第十一弾】社会人になって分かった「成長の定義」

就活生の方々の「成長」に対する考え方

「成長できる環境で働きたい」

就職活動をしていると、多くの方がそう考えるのではないでしょうか。

実際、就活生の多くが企業選びにおいて「成長できるかどうか」を重要な判断軸としていることが、調査結果からも明らかになっています。学情による26年3月に大学・大学院を卒業(修了)予定の学生を対象としたアンケートでは、就職活動で「自分自身が成長できそうかを重視する」と回答した学生が 8 割を超えています。


では、多くの人が求める「成長」とはどのような行動によって実現できるのか、何をもって成長できるかどうか判断しているのか、そもそも成長とは何なのか、明確なイメージまで持っているでしょうか?
そこまでできている方は恐らく多くはいないのではないかと思います。実際、私自身も就職活動時は、成長したいという思いを持ってコンサルティングを志望したのですが、当時は明確なイメージを持たず、ただ漠然と「成長したい」と考えるにとどまっていました。
自身の経験からも、このような方は多いのではないかと思ったのですが、今このブログを読んでくださっている皆さんはどうでしょうか。

成長を明確にイメージできるようになった今振り返ると、就職活動の段階でそのイメージを持てていれば、より深く考え、充実した就職活動ができたのではないかと思います。
そこでここでは、ぼんやりとした成長観しか持っていなかった私が、どのような経験を経て明確なイメージを掴むことができたのか、私が思う「成長」について書いていこうと思います。この文章が皆さんの就職活動の一助となることを願っております。

筆者のプロフィール

ご挨拶が遅れましたが、筆者は加藤 陽太(かとう ようた)と申します。


2000年に神奈川県で生まれ、中高は普通の公立校に進学し、中学時代は水泳、高校時代はハンドボールと部活動に打ち込む学生生活を送っていました。その後、大学在学中に経営戦略に興味を持ち、大学卒業後は経営戦略論を専攻に大学院へ進みました。

学生時代の私は、部活や学業、何をするにしても一貫して、気持ちで努力するタイプの人間で、「とにかく練習を一生懸命こなせば成長できる」などと考えていました。
そんな私が、この会社での経験を経て、なぜ成長を明確にイメージできるようになったのか、それはこの会社に「人を必ず成長させるための仕組みと環境」が揃っていたからだと考えています。
これらが揃っていると実際に体験したエピソードを、当時の業務例も交えつつ2つほどご紹介させていただき、最後に私が考える「成長に必要な2つのもの」について書いていければと思います。

筆者が成長を定義できるようになるまでに得た経験

1. 上昇志向を持った方々の集まった環境

これは新卒入社後1か月ほどが経ち、最初にアサインされたプロジェクトでの経験です。

入社から日が浅かった私はスキル面では大きく不足しているため、せめて自分にまかせてもらえる範囲については最大限のことをやり切ろうという心持ちで臨んでいました。

そのプロジェクトは、大手コンサルティングファームがレポートの発出や講演会の実施等に用いる資料を作成する案件でした。作業は同じ案件にアサインされた中途1年目の方に見ていただいていたのですが、その方と業務を進めていく中で私は「この会社はこんなにも上昇志向のある方のいる会社なのか」と実感するようになります。

一緒に資料作成業務に当たった時、その方は自分では全く思い至らないような資料の細かい部分(ワーディングやオブジェクトの配置等)まで、どうすればクライアントに満足してもらえるものになるかを最後まで徹底的に考えて作業を進めていました。

また、その方が日々の業務において持っている目標は「自分たちの仕事を管理しているプロジェクトマネージャーの仕事をなくすこと」であると教えてくれました。今の自分の職位に与えられた仕事をこなすのではなく、それ以上のレベルを常に見据えて仕事に臨むその姿勢に衝撃を受けるとともに、今の自分と周りの先輩方との間に、見据えているゴールの時点から大きなギャップがあることを気づかされました。

元々成長に対する気持ちの部分には自信があった私ですが、このプロジェクトを通じて自身はマインド面でも足りていないことに気づかされました。しかし同時に自身の成長意欲を触発する大きな経験にもなりました。この案件に携わっていた時間は、成長に向き合う姿勢や意識を養ううえで、欠かせない経験だったと今でも強く思います。

2.成長を実現するための仕組み

これは入社から3か月ほどが経った頃にアサインされた案件での経験です。

当時の私は、前述の経験を経て、日々の業務を意欲的にこなし、自分に出来る範囲が広がりつつありました。「この調子でいけば順調に成長していける」とそのように考えていました。

そんな中アサインされたのは、大手コンサルティングファームが日本の大企業を集めたウェビナーを開催するため、その資料作成を行うといったものでした。これまで書くべき内容が決まっていたスライド作成を任されていた私ですが、この案件で初めてゼロからのスライド作成を任せていただけるようになりましたが、そこで大きな課題に直面しました。

いざ作業に入っても何もできなかったのです。そのスライドにおいて何を伝えるべきか、それをどのように表現するかをうまく捉えられず、最終的には同じチームの先輩にフォローしていただきながら作成を進め、作業時間は定時から大幅に超えてしまう日々が続きました。

そんな中、月に1回定期的に行われる1on1という制度が、私の課題を解消するきっかけとなりました。1on1とは、自身のスキルや行動目標について、これまでの振り返りとこれからの目標を設定するために、マネージャークラスの方と1対1で対話をするといったものです。

当時私が抱えていた「スライドをゼロから作成できない」といった課題を相談したところ、次のようなステップで課題の解決方法を導き出してもらいました。

  1. 今後どうなりたいのかを設定=「スライド作成をゼロから完遂できるようになりたい」
  2. 現状把握=「最初の構成を考えるところから躓いている」
  3. なぜできないかを特定=「伝えるべき内容が最も伝わりやすい構造がどれか分からないから」
  4. それを解決するためにはどうすべきか=「スライドの構造テンプレートのバリュエーションを増やし、型通りに作成できる範囲を増やす」

解決のために必要な取組として提示してもらったのは「他コンサルファームのスライドを見て、自身の業務に活用できるポイントはどこかをまとめる」ことでした。毎日100ページ前後におよぶスライド資料を見ながら自分に足りないもの、必要なものをまとめる地道な取組でしたが、これを1か月間毎日継続したことで、案件終盤には、上長から修正案はもらいつつも、自身でゼロからスライド作成を出来る状態にまでなり、社内のスキル評価制度である「スキルシート」でも、その実績を評価してもらうことができました。

この時の成功体験は、ただ単に努力すればよいと考えていた自分の思考を大きく変える経験であり、成長には逆算から裏付けられた必要な取り組みを実践する仕組みが必要であることを知る、重要な経験だったと感じます。

成長に必要な要素は気持ちと仕組みである

これらの経験を経た今、私は「成長とは、明確な目標を設定したうえで、その実現に必要なアプローチを逆算的に思考し、継続的に実践し、目標を達成することである」と考えています。

そして、その成長を実現するために必要な要素は「目標達成のために努力を継続するメンタル」と「目標に辿り着くまでの仕組み」であると考えています。

このような思考をするようになってからの自分と入社前ただ単に努力をするだけの自分を比べると、成長速度や成長の実感において明らかに現在の方が充実しているように思います。
ぼんやりとした成長観しか持っていなかった私が、成長に対する自分なりの定義を持ち、その定義にあった成長を実感できるようになったのは、成長に必要な2つの要素を育ててくれる環境があったからだと感じます。

筆者からのメッセージ

今回は私がこれまでの経験から得た成長の定義について書かせていただきました。

この成長の定義や成長に必要な要素は人によって考え方が異なるものだと思います。しかし成長を求めるうえで最も大事なことは、自分の成長の定義や成長に必要な要素に即した環境に身を置くことだと考えています。

今このブログを読んでくださっている皆さんにとっての「成長」とは何なのか、「成長に必要なもの」は何なのか、自分の中での軸を持っておくことで、成長のために必要な環境の解像度が上がるのではないかと思います。このブログが皆さんの成長の定義を作るきっかけとなり、就職活動の一助となれば大変嬉しく思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

【参考】

 

加藤 陽太

アーツアンドクラフツConsulting & Solution事業部/アナリスト

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