「コンサルタントとして働くと、どんな能力が身につきますか?」
コンサルティング業界に興味を持っている方からすると、気になる質問の一つではないでしょうか。
論理的思考力、コミュニケーション能力、資料作成能力、専門知識など、コンサルタントとして働く中で身につく能力はさまざまあります。
私自身、アーツアンドクラフツに入社したばかりの頃は、まず目の前の仕事を覚え、求められたアウトプットを出す中で上記の能力を少しずつ身につけていきました。
ただ、当時は、とにかく膨大な業務量を根性でこなすことが仕事への向き合い方だと考えていました。
遅くまで仕事をする。休日もしっかり休むというより、平日の疲れを取る。仕事を終わらせるためなら、とにかく自分の時間を使う。当時は、それがコンサルタントとして成長するための近道だと思っていました。
しかし、仕事を経験し、先輩やプロジェクトマネージャー(PM)からさまざまなことを教えてもらう中で、少しずつ考え方が変わっていきました。
仕事ができるようになるということは、単純にたくさん働いて仕事をこなせるようになることではありません。限られた時間の中で何に時間を使うのか、どうすれば継続的に価値を出せるのかを考えられるようになることも、コンサルタントとしての成長の一つなのだと思うようになりました。
そして、仕事の進め方について考えるようになると、自然と「自分自身をどうマネジメントするか」ということにも目が向くようになりました。
どうすれば良い状態で仕事を続けられるのか。どうすれば仕事とプライベートをうまく切り替えられるのか。
その中で私が始めたのが、運動です。
今回は、アーツアンドクラフツで先輩やPMから学んだことをきっかけに、コンサルタントとしての成長と、自分自身の働き方について考えるようになった経験を、運動という少し変わった切り口から紹介したいと思います。
この記事では、私自身の経験を取り上げながら、運動を仕事のパフォーマンスを支える一つのツールとして考えてみます。
本記事は、コンサルティング業界に興味を持っている学生の方や、日々忙しく働く若手コンサルタントの方にとって参考となれば幸いです。
ご紹介が遅れましたが、筆者は浅見英紀と申します。

入社当初は、コンサルタントとして一日でも早く仕事ができるようになりたいという気持ちが強く、とにかく目の前の仕事を終わらせることに必死でした。
仕事が多ければ、その分長く働く。時間が足りなければ、さらに頑張る。当時は、かなりシンプルに考えていたと思います。
ただ、そんな働き方をしている中で、先輩から印象に残る話をしてもらいました。
「今は若くて体力があるからできるかもしれない。でも、その働き方は持続的ではない」という話です。
さらに、「もし体調を崩してしまったら、自分が数日間休むことになる。その間は社内のメンバーにも迷惑がかかるし、お客さんにも迷惑をかけることになる」とも教えてもらいました。
この話を聞いて、それまでの自分は「たくさん働くこと」だけを考えていたのだと気づきました。
もちろん、目の前の仕事に全力で取り組むことは大切です。
ただ、コンサルタントとして長く働いていくのであれば、自分自身が継続的にパフォーマンスを発揮できる状態をつくることも、仕事の一部なのだと考えるようになりました。
私にとっては、これが「働き方」について考え方を変える一つのきっかけでした。
もう一つ、仕事の進め方について大きな影響を受けたのが、PMである上司から教えてもらったことです。
当時の私は、仕事を任されると、「とにかく全部やらなければいけない」と考えがちでした。
分析もする。資料も作る。情報もできるだけ集める。できるだけ丁寧にやる。そんなふうに考えていたと思います。
一方で、PMとやり取りする中で「価値を出すために何を優先して進めるべきか」という考え方を持つようになりました。
限られた時間の中で、すべてを完璧にやることはできません。
だからこそ、「今回、本質的な論点は何か」「どこに時間を割くことが価値につながるか」を考える。
そうした考え方の中で、限られた時間の中で価値を最大化するためには、優先順位付けとクライアントとの目線合わせが重要だと学びました。
この考え方は、仕事の進め方そのものに対する自分の認識をかなり変えました。
これも、コンサルタントとして働く中で得た成長の一つです。
「根性で長時間働く」ことから、「限られた時間で価値を最大化する」という考え方に変わっていくと、自然と自分自身の状態についても考えるようになりました。
どれだけ仕事の進め方を工夫しても、自分自身が疲れ切っていては、本来のパフォーマンスを発揮できません。
そこで少しずつ、「どうすれば良い状態で仕事を続けられるのか」「どうすれば仕事とプライベートをうまく切り替えられるのか」と考えるようになりました。
その中でセルフマネジメントとして始めたのが、運動です。
最初は不定期のランニングから始め、今では週3ほどでジムに通いながら筋トレとランニングを継続しています。
運動を始めてみて、一番実感しているのは、体力がついたこと以上に、仕事から強制的に離れる時間ができたことです。
コンサルタントの仕事をしていると、PCを閉じても頭の中では仕事が続いていることがあります。
「あの分析はどうしよう」
「明日の会議では何を話そう」
「さっきのレビュー、こう直した方がいいかもしれない」
そんなことを考えながら帰宅します。
そのまま寝ると、翌朝になっても昨日の仕事を引きずっている感覚があります。
ジムに行くと、それが一度リセットされます。
筋トレをしているときは、さすがにExcelのことを考えながらスクワットはできません。
ランニングをしているときも、しばらくすると「次の1kmをどう走るか」くらいしか考えなくなります。
そして、運動が終わってシャワーを浴びます。
それだけなのですが、仕事をしていたときとは少し違う状態で帰宅できます。
運動によってストレスが消えるわけではありません。
翌日のタスクがなくなるわけでもありません。
それでも、一度仕事から距離を置いて、頭を切り替える時間として運動が機能しています。
これによって、日々のプレッシャーやストレスを切り替えやすくなり、仕事にも良い影響が出ていると感じています。
振り返ってみると、入社したばかりの頃は、上司や先輩から教えてもらったことを一つずつ身につけることで精いっぱいでした。
アーツアンドクラフツでさまざまな仕事を経験し、先輩やPMからフィードバックをもらう中で、少しずつ、「自分には何が足りないのか」「どうすればもっと良くできるのか」を自分で考えるようになりました。
仕事の進め方についても、「すべてやる」のではなく「優先順位をつける」。
働き方についても、「長時間頑張る」のではなく「持続的に働ける状態をつくる」。
そして、直近取り組み始めた運動習慣は、周囲に気づかされた課題から自身が成長していると実感できることの一つです。
弊社でこうした経験を通じて、周囲から学び、課題に気づき、改善していけるようになったことが、私にとって大きな成長だったのだと思います。
私自身、アーツアンドクラフツに入社した当初は、とにかく目の前の仕事を頑張り、仕事量をこなすことが成長につながると思っていました。
そこから、先輩から持続的な働き方について教えてもらい、PMから仕事の優先順位やクライアントとのすり合わせについて学ぶ中で、少しずつ「頑張り方」そのものが変わっていきました。
単純にたくさん働くのではなく、何に時間を使うのか、価値を出すために優先すべきは何か、どうすれば継続的に価値を出せるのかを考えるようになったことは、自分にとって大きな成長だったと感じています。
そして、その考え方は仕事だけでなく、自分自身のコンディションや運動習慣について考えることにもつながりました。
アーツアンドクラフツでは、日々のプロジェクトを通じて、先輩やPMから仕事の進め方を学びながら、徐々に自分で考え、判断することが求められます。
私自身もまだまだ成長の途中ですが、目の前の仕事をこなすところから、自分で課題を見つけ、より良い仕事の仕方を考えられるようになったことは、入社してから大きく変わった部分です。
コンサルタントとしてのスキルを身につけたい方はもちろん、仕事を通じて「自分自身の成長の仕方」まで考えられるようになりたい方にとって、アーツアンドクラフツは面白い環境なのではないかと思います。
お忙しい日々を過ごされている皆様にとって私の経験や考え方などが参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
アーツアンドクラフツConsulting & Solution事業部/アナリスト
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