来週は毎年恒例のC&S事業部のマネジメント合宿です。
C&S事業部はファーム経営を理想としています。
ファームはカンパニーと同様に会社を意味する言葉ですが、コンサルファームや弁護士ファームのように、よりプロフェッショナルの集団を指します。
今は、有名コンサルファームはどこも巨大企業ですが、本来的なファーム経営の意味するところは、
メンバー一人ひとりが、プロフェッショナルとして対等な関係を築き、
各人が自律と責任を持って経営にコミットし、
フラットかつ合議的に意思決定を行っていく。
そんな理想があります。
C&S事業部では、組織の方針はマネージャーの合議制により決まります。日頃プロジェクトで多忙を極めるマネージャーからすると、毎月の会議で社内の様々なことについて考え、また時には担当として主導していくことは大きな負担です。
それでも、我々がファーム経営を目指すのは、メンバーを一人のプロフェッショナルとして見たいという強い意思です。この世界は超忙しいので、メンバーが自律と責任を見失った瞬間に、誇り高きプロフェッショナルからただの労役者へ転落してしまう。それは、メンバーとしても、組織としても非常に残念な結果しかありません。
ファーム経営とは、そんな超忙しい世界で、一人一人が誇り高くあれる経営の仕組みなんだと、私は理解しています。
マネジメント合宿は、そんな我々の理想であるファーム経営の、一年の中で最も大切にしているイベントです。
合宿では、マネージャーと、マネージャー推薦のオブザーバーにより、今後一年間の組織運営の方針を考えます。実際にこれまでも、この合宿で大きな方針が決まったり、時にそれまでの方針が大きく変わったりしてきました。
今年のテーマは、とくに過渡期であるこの状況を受けて、今後のビジョンやロールモデルといった未来的な話と、もう一つは「すぐやる課」的な今この瞬間の環境改善の話の両立てとなるでしょう。
はじめて参加の方には、知っておいてもらいたいのですが、本当に一日中ガチで議論です(笑)。初参加者も単なる傍観者となることは許されません。進化、変革のために主体的な議論参加を望みます。
また、今回参加しないメンバーのみんなは、これが大きな方向性を決める一年に一回のイベントですので、もし言いたいことがあれば、合宿の参加者へ事前に伝えておいてください。言付けという間接的でも参画してもらえれば幸いです。
私もここ数ヶ月、多くのメンバーと1on1させていただき、少なからず現場の状況はイメージできていると思いますが、しっかり本質的な議論をファシリテートしていけるよう努力します。(あっ、そう実は毎年ファシリテーターは私です笑)
ファーム経営を目指す我々にとって最大のイベントである合宿が、今年も大いに盛り上がり、そして今後の大きなステップにつながることを期待しています。
では、みんな来週よろしくお願いします!
宮﨑
「ともに、つくる」は主にインナーコミュニケーションを目的とした社長ブログです。
アーツアンドクラフツ代表取締役社長。考えるよりも動く現場主義。創業以来一貫して事業の最前線に立ち様々なパートナーと価値をつくりあげる。