今年は9名の新卒社員を新たに迎え入れることができました。
これから研修を経て、ブランド、コンサル両事業部に配属となります。先輩のみんなはあたたかく迎え入れてください。
毎年恒例となってますが、私からの祝辞を共有します。
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新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。
本日から皆さんと仲間として働けることを、私、ここにいる役員、
さて、今日は私から、皆さんに「仕事観」
「仕事観」と聞くと、なんだか堅苦しく感じるかもしれませんが、
今はAIが多くのことを効率的にこなしてくれる時代になりました
情報を探す、答えを得る、その多くは、もはや“
だからこそ、わざわざ人と出会い、影響され、
私自身のこれまでの社会人生活を振り返ってみると、
その順番とは──「師となる人」、次に「ライバル」、そして「
私の“師”は、新卒で入社した会社の上司でした。
正直な話、不完全で、清濁併せ持った、賛否両論ある人でしたが、
社会に出たばかりの私は、「この人のようになりたい」
それからは、その人の話し方、振る舞い、
数年もした頃には、どんな会議でも、一人で参加して、
今振り返ると、その徹底した模倣が、私の仕事観の“はじまり”
真似ることで、自分のなかに“借りもの”
でも、借りものでも構わない。そこから何かが動き出すんです。
その後、ライバルと呼べる存在にも出会いました。
負けたくないと思う一方で、
どこなら勝てるか、どこなら自分の強みを発揮できるか。
そんなことを考えながら必死で競ううちに、真似から始まった“自分らしさ”の中に、少しずつ、自分自身の“
そんなこんなで10年くらいかかったかもしれません。
そして最後に得たのが、信頼できる仲間です。
本当の自分らしさを認めてくれて、ともに働いてくれる仲間。
この会社を一緒につくり、そして育ててきた仲間たち、
仲間と共に仕事が出来る日々の誇りと、そして葛藤が、
仕事観というのは、ひとりで考えて作れるものではありません。
誰かと出会い、その人に影響され、ぶつかり、
けれど最近は、「自分らしさ」が過剰に求められるあまり、「誰かを真似する」とか「人に影響される」ことが、“自分がない”
でも、私はあえて、こう言いたい。
人は、人のなかでしか育ちません。
関係性のなかでしか、自分の軸はつくられません。
そしてそれは、AIには代替できない、
この「仕事観」という軸があるかないかで、人生の豊かさは、
なぜなら、多くの人にとって、
だったら、その時間を、自分らしい仕事観をもって、
そして、その一歩目は、きっと「真似ること」
ですから皆さんに、まずお願いしたいのは、
「この人のように働いてみたい」と思える先輩を見つけること。
欠点があっても、不完全であっても構いません。
そこから、皆さん自身の仕事観が、少しずつ、
改めて、本日は入社おめでとうございます。
これから、一緒に働けることを、心から楽しみにしています。
宮﨑
「ともに、つくる」は主にインナーコミュニケーションを目的とした社長ブログです。
アーツアンドクラフツ代表取締役社長。考えるよりも動く現場主義。創業以来一貫して事業の最前線に立ち様々なパートナーと価値をつくりあげる。