先週末、生産管理チームの成果発表会に参加しました。
しばらく途絶えていた会でもあり、私自身も久々の参加でしたが、改めて感じたのは、生産管理の役割の大きさです。
ithにおいて、生産管理はオーダーメイドの要です。つくり手がお客様と向き合う「顔」だとすれば、生産管理はithという身体全体を動かす「心臓」にあたります。
5年前、今の体制へ移行した当初、この領域はまだ十分に整っていませんでした。
その中で、私も参加しながら当時のメンバーと何度もセッションを重ねてつくったのが、「QCDの説明を尽くす」というモットーです。
品質・コスト・納期を守るのは前提。その上で、お客様の期待をできる限り受け止めながらも、できないことはただ断るのではなく、なぜできないのかを説明し、では何ができるのかを考え抜く。
それを愚直にやり続けてきたのが、この5年間だったと思います。今回の発表を見て、そのモットーが現場にしっかり根づき、実現されていることははっきりと感じました。
一方で、その裏側も見えました。
海外展開、新規事業、様々な取り組み。それらを受け止め続ける中で、生産の現場は明らかに限界に近い状態にあります。
本来、仕組みとして支えるべきものが、現場の献身によってなんとか成り立っている。発表会の場でも、その限界は率直に共有されました。
ここは、明確に転換点だと認識しています。
これまでの5年間で、「QCDの説明を尽くす」という理想は実現された。次にやるべきは、それを持続可能な形に変えることです。
昨年から、地金の高騰などを背景に、経営としても「やること」と「やらないこと」の線引きについて議論を続けてきました。いくつかのアトリエの撤退も、その一環です。
生産管理の業務についても、システムチームと連携しながら日々改善を進めています。ただ、それだけでは足りない。
何をコアとしてやっていき、何をやらないのか。その線を、現場任せではなく、経営として引いていく。
このテーマは最優先課題として、引き続き推進していきます。
最後に、改めてですが、生産管理の仕事は極めてプロフェッショナルであり、その一つ一つがithの価値そのものを支えています。
ここまで積み上げてきてくれたことに対しては、ithの全てのメンバーを代表して、敬意と感謝を示したいと思います。ありがとう。
その上で、これからはその価値を持続可能な形にしていく。経営と現場が一体となって取り組んでいきましょう。
宮﨑
「ともに、つくる」は主にインナーコミュニケーションを目的とした社長ブログです。


アーツアンドクラフツ代表取締役社長。考えるよりも動く現場主義。創業以来一貫して事業の最前線に立ち様々なパートナーと価値をつくりあげる。