AC社長ブログ「ともに、つくる」vol.139

これからの研修について

 

ブランドが強くなる時に、現場も強くなる

前回のブログでは、昨年からの繁忙期を経て、来店者数が前期を上回ったことをお伝えしました。

婚姻数が減少する市場の中でこの結果が出ているということは、
ithのブランド価値(シェア)が高まってきているという嬉しいニュースでもあります。

一方で、この1〜2年の地金価格の高騰により、
結婚指輪の価格は業界全体で過去にない上げ幅で上昇しています。

価格が上がるということは、
お客様が指輪に求める価値も高くなるということです。

これは、繁忙期を通してもっとも強く感じた今後の課題です。

 

これからの提案に求められるもの

これまでithは、オーダーメイドという強みを活かし、
デザイン提案の力を磨き続けてきました。

ただこれからは、それだけでは足りません。

これからの提案では、

デザインと価格のバランスを踏まえた提案、
お客様の想いや意味、二人のこだわりを指輪に宿す提案、

こうした視点がこれまで以上に重要になります。

つまり、

デザイン中心の提案から、
意味と価値を含めた提案へ。

次元を上げていく必要があります。

 

Bookの全面改訂

そのために今回、Bookを初めて全面改訂しました。

多くのつくり手にヒアリングを行う中で、
ほとんどのメンバーがこれまでとの違いに悩みながら接客に向き合っていることが分かりました。

一方で、その中でも「こうすれば大丈夫」という方法を見出し、
言語化できているつくり手もいることに希望を持ちました。

それらの声をもとに、
マネジャー、主任と何度も議論を重ねています。

これまでアトリエから指摘されていた
「Bookと現場の乖離」についても可能な限り解消し、

今のつくり手のリアルな接客と、
リアルな悩みに応えられる内容になったと思っています。

 

全員の学び直しの機会に

来月から、この新しいBookをもとにアトリエ研修が始まります。

これまでBookは主に新人のためのものでしたが、今回は違います。

長く活躍しているつくり手も含めて、
全員の学び直しの機会にしてほしいと思っています。

ブランドが成長する時には、
現場の力も一段上がる必要があります。

いまはまさに、そのタイミングに来ているのだと思います。

 

新人育成の考え方も変えていく

もう一つ見直したいのが、新人育成のあり方です。

現場では育成施策が重なり、
少し現場疲れのようなものも出ていると感じています。

今回のBook改訂により、
研修内容と現場の接客が、より近いものになります。

その上でこれからは、座学中心ではなく、
より現場に近い形へシフトしていきます。

入社初期から先輩の接客を傍聴し、
アトリエ業務を担いながら、リアルの中で学ぶ形です。

 

新人も最初からチームの一員

新人には、お客様のような立場ではなく、

最初から現場に貢献しながら、
その中で成長に挑戦してほしいと思っています。

挑戦を乗り越えることで自信が生まれ、
ithへのロイヤリティも高まっていくはずです。

先輩の皆さんには、必要以上に気を使う必要はありません。

新人を守るというよりも、
挑戦を促し、支える存在であってほしいと思っています。

 

この春夏を次の成長の季節に

来店者数が増え、ブランド価値が高まっている今だからこそ、

アトリエでは、その価値をお客様へ
しっかり届ける力が求められています。

先輩も新人も、それぞれの立場で成長していく。

みんなで学び、
みんなで挑戦し、
みんなで乗り越えていく。

そんな春夏にしていきたいと思っています。

 

宮﨑

「ともに、つくる」は主にインナーコミュニケーションを目的とした社長ブログです。

宮﨑晋之介

アーツアンドクラフツ代表取締役社長。考えるよりも動く現場主義。創業以来一貫して事業の最前線に立ち様々なパートナーと価値をつくりあげる。